こんにちはおじさん少年です。
この記事では
「自転車通勤はマウンテンバイクでもOK!むしろメリット多数、小カスタムで通勤用に最適化」
についてお伝えします。
何らかの理由でマウンテンバイク(MTB)を所有し、自転車通勤に活用したいと考えている人もいらっしゃるかと思います。
“自転車通勤用の自転車”と言えばクロスバイクやロードバイクが主流
どっしりとしたたたずまいのマウンテンバイクはアウトドア色が強いので
「街乗りや都会の自転車通勤には向いていない」と思われがちです。
結論から言うと
マウンテンバイクでも自転車通勤は全然OK
私の経験からするとメリットも多数あります。
せっかくマウンテンバイクを所有しているなら
それが、ルック車・入門車・高級車であれ走らせてなんぼのモノ
“お気に入りのマウンテンバイクで自転車通勤”をすぐに始めた方が良いと思います。
パンクに悩まされた長距離自転車通勤
私は現在クロスバイク(ベストセラーのジャイアント・エスケープR3の旧モデル)で自転車通勤しています。
自転車通勤を始めたときからこちらのクロスバイクに乗っていたのですが、途中マウンテンバイクに変更していた時期があります。
その理由が
引っ越し → 自転車通勤の走行距離が長くなってパンクの回数が増えた
ことです。
朝の自転車通勤で途中でのパンクは結構ツラいですよね。
「パンクが理由で仕事に遅刻はできないっす!」これが現実だと思います。
なので漕いでいて
「やべ、タイヤがガコガコしてきた、、、げ、ここでパンクかよ、、、どうすんだよ」
止まることを知らない中央線ホリデー快速で朝から腹痛をおこし、うんこを漏らしそうになったときよりはマシですが、
朝っぱらからパンクされるとダメージでかいです。
クロスバイクのタイヤも強化使用のものに替えたのですが
- 通勤経路の路面状況
- 通勤の走行距離
これらの「かけ算」でパンクの頻度は増します。
私は引っ越しでこれまでよりも荒れた路面が多い地域(都内でも比較的アウトローな雰囲気側)に行ったため頻繁に鋭利な金属ゴミにタイヤを突き刺されました。
「こうなったら自転車をマウンテンバイクに替えよう、そうすれば毎朝のパンクの恐怖から解放されそう」と考えるに至ったのです。
もともと私の生まれた世代(40以上)は
- 中学生くらいの時にマウンテンバイクブームがあった
- 田舎者は自転車通学が当たり前
なのでマウンテンバイクの所有欲が高いのです。
おまけに私は“マウンテンバイクで山を下るダウンヒルみたいなアクティビティー”に
奥多摩の登山中に遭遇し
「あー、個人でもマウンテンバイクがあればこんな遊びができるんだ」
と思い
「マウンテンバイクあったもいいよね、通勤用としても活用できるし遊べそう」
と考えるようになりました。
マウンテンバイク(MTB)の相場
すでにマウンテンバイクを所有している方もいるかと思いますし、
これから購入という方もいるかと思います。
私は「基本的に自転車なら自転車通勤できる」と考えていますが、目にするマウンテンバイクは
同じ見た目なのに値段の開きがすさまじい
なので私個人の判断でちょっとカテゴライズしてみます。
- ルック車(2万円以下の「なんちゃってマウンテンバイク」みたいなやつ)
- 入門車(ギリ4万円から6、7万円くらい)
- プロ向け車(数十万円)
私も“ただのツーキニスト”なのであんまり詳しくはわかりませんが、
- フレーム素材の違い(スチール・アルミ・カーボンなど)
- ギア・コンポーネントの違い(SHIMANOでも様々)
- ブレーキ・コンポーネントの違い(SHIMANOでも様々)
- タイヤやホイールの違い
が価格差の理由です。
もちろん高い方がいいとは思いますが、プロ使用になると競技に向けて開発されたモノなので日常使いには向かないこともあります。
車なら「フェラーリよりもマーチの方が通勤しやすい」ですよね。
ただルック車くらいの自転車だと
ガタが来るのも早く、パーツ交換もしにくいかもしれません
マウンテンバイクに限らず自転車は
「フレーム以外は消耗品」
だと言われています。
入門車クラスの“ブランド品(台湾勢:メリダ、ジャイアントがコスパ高)”ならばパーツ交換で性能アップも図れますし、交換できる土台があるはずです。
出典:amazon
ルック車は不可能ではないと思いますが、カスタマイズしていくというよりは“買い切り”でぼろくなったら“捨てる”のイメージです。
ルック車をカスタマイズするなら最初から入門車クラスのものを買った方がリーズナブルでしょう。
ルック車でもマウンテンバイクタイプなら太タイヤをはける
そうはいっても予算の都合上、選択できる自転車がルック車クラスになってしまうこともあると思います。
ただルック車でもマウンテンバイク用の太タイヤは履けるんです。
これは大きなアドバンテージ
なぜなら「パンクしにくさ」=「タイヤの丈夫さ」
だからです。
この点、ルック車であっても太タイヤを履いたマウンテンバイクタイプなら高級ロードバイク
にも勝ると考えられます。
私のマウンテンバイクはキャノンデール(canondale)TRAIL 5というだいぶ昔のバイクです。
ワイズロードのセールで4万円台
「キャッ、キャノンデールがその値段で?」
性能は二の次(私の中のイメージではキャノンデールに乗れることがリッチだった)
「キャノンデールのロゴ付き自転車がその値段で買えるなら決まり」
くらいの勢いで決めました。
まあ、見た目で決めてもキャノンデールですから安心感はありました。
マウンテンバイクでの自転車通勤、街乗りのメリットとは
マウンテンバイクで自転車通勤をしていた頃でも特に不自由さは感じませんでした。
クロスバイクやロードバイクにはない強みがあります。
それは
- パンクに強い
- 段差に強い
- ヒルクライム (登り坂)しやすい
歩道は基本走れませんが、乗ったり降りたりせざるを得ない場合もありますよね。
そのときの段差
タイヤの空気が少ないと結構怖いです。
特にクロスバイク並みにタイヤが細いと「(パンクが)一気に来る」時があるので避けたい場所
マウンテンバイクなら気にすることなくガッコンと突っ込めます。サスペンションがあればこういったところは得意。
また、マウンテンバイクならパワーが強いので登りが少しラクです。
設計上、山の登りにも対応しているので馬力があります。
荒れた路面・段差・斜面が通勤ロードに入っている場合はロードやクロスバイクよりも強みが出せるでしょう。
マウンテンバイクのデメリット
- 比較的重いので取り回しがめんどう
これってどんな時に感じるかというと、駐輪など自転車を降りるときですね。
よく考えると自転車は乗っているばかりではありません(当たり前ですが)。
どんなにがんばっても必ずスタートとゴールでは押す形になります。
特に駐輪場で駐輪するとき
マウンテンバイクの車重がずっしりきます。
- タイヤの太さ・車重があるため疾走感が少ない
クロスバイクなどに比べると
すーっと発進できる感が少ないです。
「加速感もちょっと、、、」というのが正直なところ。
ただ、「ストップ&ゴー」を繰り返す街乗りの場合はあんまり気にならないと個人的に考えます。
ブレーキが強いマウンテンバイクは「ストップ&ゴー」がやりにくくはありません。
自転車通勤向けにオプションを付けるなら、オススメパーツはこちら
総じて
マウンテンバイクは自転車通勤に不適ではない
という話の流れですが、やはりオフロードを駆け抜けるために開発された自転車なので
街乗りに適した形
にしていくことはオススメします。
泥よけ(フェンダー)
以前、フェンダーの記事も書いたのですが
♠関連リンク♠
自転車通勤で仕事に行く際には、いずれにしてもビジネスウェアを着るわけで
「泥だらけは避けたい」ですよね。
マウンテンバイクはタイヤが太いので“泥はね”は結構なものですよ。
自身がレインウェアを着ていても、カバンや周りの人・モノに及ぶこともありますから
泥よけ(フェンダー)の装着は始めからしておいた方がいいかと
出典:amazon
キックスタンド
マウンテンバイクには不要なオプションかと思われがちですが、自転車通勤では絶対あった方がいいです。
帰宅途中で買い物・公園のトイレに立ち寄り
なんてことはしょっちゅうです。
そのたびに
フェンスにもたれさせる・地面に寝せる
のは手間になってストレス
「いらないときは外す」覚悟でキックスタンドの装着も必須です。
キックスタンドは2点固定タイプのものを
「いらないときは外す」覚悟
と述べましたが、取り外しがカンタンなこちらのタイプ
私も最初はこのタイプを使っていたのですが、
正直「用をなさない、、、、」グラグラでストレスでした。
結果、ガッチリ固定の2点固定タイプのものを再度購入
いくら軽量ですぐ外せるといっても“自転車通勤用には2点固定じゃないとダメ”です。
安い上に調節も効くならこいつ↓で十分ではないかと。
タイヤをスリックタイヤにする
スピードアップにはかなり効果的です。
スリックタイヤとは「すべすべのタイヤです」
出典:amazon
初期のミニ四駆ってスパイク系のタイヤをスポンジタイヤに替えてスピードアップを図っていましたよね?
あのスパイク系のタイヤはイボををニッパーで切り落とされたり、無用の長物になってしまいました。
アバンテJrからスリックタイヤになったはず
マウンテンバイクも同様
すべすべのタイヤの方が走りやすいです。
予算が付かなければ前輪だけでも替えてみるのもよいでしょう。
アマゾンで「マウンテンバイク用のスリックタイヤ」を検索してもよいですし
大きめサイクルショップなら取り扱いあるかと思います。
中華製で荒い作りのようですが↓、前後でチューブも付いているしマウンテンバイクのサイズだし
お手頃価格でマウンテンバイクのスリックタイヤ化するならオススメのセットです↓。
信頼のパナレーサーのスリックタイヤ
とりあえずしっかりしたものを選ぶならこっちか↓
雨具を入れるバッグ
私は自転車用の雨具は“自転車に常備”をオススメします。
クロスバイクには“キャリア+リアボックス”を装着していますが↓
♠関連リンク♠
マウンテンバイクでも同様にできるかと思います。
でも“キャリア+リアボックス”ってちょっとマウンテンバイクには合わないですよね?
そこでオススメが、「バイクパッキング用のサドルバッグ」
出典:amazon
バイクパッキングとは?
こんな書籍↓が出るほどにおもしろそうなマウンテンバイクのスタイルです。
こいつに雨具を常備するのがグッドだと思います。
ワイヤーロックを使えば防犯もできるでしょう。
オススメのブランドは「Topeak(トピーク)」
アマゾンを探すと超格安バッグもあるかと思うのですが、こういったナイロン製のバッグの格安品は結構価格相応
トピークは六千円くらいですが十分コスパ良しだと思います。
小さめ6リットル↓
ちょい大きめ10リットル↓
ちなみに自転車通勤向けのリュックについてはこちら
♠関連リンク♠
鍵・ロック類
駐輪した後マウンテンバイクをロックしなければなりませんが、
正直、“チェーンロック”で毎回何かにくくるのは激面倒
出典:amazon
これはかなりのストレスになるはずです。
少なくとも
- U字ロックでワンタッチにする(ちゃんとしたブランド“パナソニック”がおすすめ↓)
できれば
- リングロックを取り付けてしまう(スポーツ車にもマッチするアイテムもあり↓)
自転車通勤にはリングロックの方がいいでしょう。
チェーンロックを巻くのは思いのほかストレスです。自転車通勤の頻度がますほどウザい作業になります。
「ロックはワンタッチにする」を心がけることをオススメします。
追記:マウンテンバイクにチャイルドシートを付ける
マウンテンバイクに取り付け可能なチャイルドシートを発見
子供を乗せて軽いダート走行を楽しみました。
こちらのチャイルドシート脱着もワンタッチ、これはありがたい機能です。詳しくはこちら
♠関連リンク♠
まとめ
いかがでしたか?
今回は
「自転車通勤はマウンテンバイクでもOK!むしろメリット多数、小カスタムで通勤用に最適化」
についてお伝えしました。
マウンテンバイクでの自転車通勤は
- 問題なく可能、所有しているなら即スタートできる
- 通勤経路の路面状況が荒れている、長いとパンクが多発するのでマウンテンバイクにアドバンテージがある
- ルック車クラスでも太タイヤを履けるのは大メリット→パンクが回避できる
- 街乗りでも、段差・斜面・制動でマウンテンバイクのメリットを活かせる
- 比較的車重があるので駐輪時の取り回しがめんどう
- フェンダー、キックスタンド、スリックタイヤ、サドルバッグなどの装着で自転車通勤向けにカスタム可能
かくいう私もマウンテンバイクでの自転車通勤を経てクロスバイクに戻りましたが、これもきっかけは引っ越しです。
自転車が多数持てなくなってしまったんです(ママの電チャリがきた)。
街乗りってオフロードじゃないけど段差越えも多いし、坂道あるし全然平坦じゃないですよね。
むしろマウンテンバイクくらいのクッションがある方が向いているのではと考えるほどです。
もし、マウンテンバイクを所有している、もしくは欲しいという方で「自転車通勤始めよう」と考えている人は是非スタートを切ってください。
満員電車の超ストレスからの解放、朝一の運動など思いのほか効果は高いですよ。