個人ブログで発信中おじさん少年です。
この記事では
「登山初心者“必携ギア”:“2日間冷めない魔法瓶”【山専ボトル】は最強の保温力」
についてお伝えしていきます。
登山初心者の方が早い段階から「買って損なし」といえるアイテム
その筆頭が、ズバリ「魔法瓶」です。
靴・リュック・雨具、“身に付けるもの”を揃えた登山初心者の方
「次に揃えるアイテムって何かな~?」と検討している人もいるかと。
日帰り登山、山頂・山中での楽しみはやはり“食”
疲れた時に食べる「パンやおにぎり」おいしいですよね。
しかしこんな時に「あったかいコーヒーや紅茶」
「塩分のあるカップラーメンやスープ」が飲めたり食べられたりしたら最高です。
必要なものは唯一、“熱湯”
しかしながら山頂でお湯を沸かすとなれば、ワンバーナー・ガスカートリッジ・コッフェル(鍋的なもの)が必要となります。
これって登山初心者の人にとっては“結構敷居が高い”アイテムですよね?
まだ登山のテント泊を経験していない人ならガス類を持ち歩くのは、「もう少し経験値がたまってから」のような気がしてしまいます。
でも「山中で“熱湯”だけは欲しい」これは揺るぎないこと
そんなときにオススメなのが最強の保温力誇る「サーモスの山専ボトル」
出典:amazon
もしくは「モンベルのアルパインサーモボトル」です。
出典:amazon
この2つの保温ボトル、そんじゃそこいらの魔法瓶とはデキが違います。
寒い時期の登山や標高の高い場所に行ったとしても気温の低さなどもろともせず“熱いお湯”を提供してくれます。
山専ボトルのような魔法瓶があれば「2日間はお湯を維持できる」でしょう。
“2日間冷めない魔法瓶”はダテじゃありません。
“フリーズドライ食品やカップラーメン”はもちろん
“フィルターを利用したおいしいコーヒー”も入れることができます。
正直お湯さえあれば、ほとんどのレトルト的な食品は作れてしまいます。
日帰り登山の“食の幅”がかなり広がりますね。
ですから絶対的な熱湯を提供してくれる保温ボトルは
「あればいいな」と言うレベルではなく「必携アイテム」と言えるでしょう。
ゲットすべきは最強の保温ボトル
超オススメの“山専ボトル”をゲットして山頂での食事をより豊かなものにしていきましょう。
2日間冷めない保温ボトルってどんなもの?
「保温ボトル=魔法瓶」です。
おすすめの「サーモス:山専ボトル」は登山者向けに開発された商品でベストセラーの定番品です。
サーモス:山専ボトルの保温力は言うまでもありません。
「どうしてこれほどの保温力があるのか?」と言えば
それは「雪山を念頭に置いているから」です。
構造等、詳しいメカニズムはメーカーホームページにおまかせしますが、とにかく極寒の雪山においてすら保温力を維持できるのです。
実録:保温力の違いを感じた冬の八ヶ岳
私がかつて行った雪山、2月の八ヶ岳(赤岳)
何も知らない私は、ラーケンと言うブランドの普通の保温ボトル持っていきました。
八ヶ岳赤岳鉱泉の山小屋で山頂アタックに備え、熱いお茶を買ってボトルに入れてもらいました。
その時、私は雪山のマイナス数度に及ぶ厳しい気候環境を理解していなかったんです。
ラーケンに入れておいたお茶はみるみる凍ってしまいました。
そんな状況では普通の保温ボトルでは役に立たないんです。
一方
他のお客人がこぞって持っていた“サーモスの山専ボトルなら”雪山登山にも対応
つまりこの厳冬下の山の中でも熱い状態を維持することができていました。
そして、私は山専ボトルを即買い求めたのです。
山専ボトルのスペック
大きいサイズの方
- 容量:900mL
- 保温効力:6時間 80度以上、24時間 60度以上
- 保冷効力:6時間 9度以下
- 重量:390g
小さいサイズの方
- 容量:500mL
- 保温効力:6時間 77度以上、24時間 50度以上
- 保冷効力:6時間 10度以下
- 重量:280g
確かに対応日数からして「2日間冷めない魔法瓶」と言うのはここから由来しているわけですね
オーバースペック過ぎ?すべての状況をカバーできる包括力
“2日間冷めない効力”は絶対的
「でもそこまで熱湯マニアじゃないし、そこそこ保温力のある魔法瓶持っているから」
こう考える人もいるでしょう。
でも
「ぬるいお湯でできたカップヌードル、おいしいですか?バリバリじゃありませんか?」
ちょっと高度が上がると気温はグンとさがることも多いですよ。並の魔法瓶なら冷めてしまうこともあります。
ぬるま湯はアウトドアではNG!
雪山すらクリアーできる性能を持つ山専ボトルなら
日常・キャンプ・冬の低山ハイクもすべてカバーできます。
“オーバースペックなほどの性能”はマイナスポイントになりません。
つまり、オールマイティの活躍ができます。
それに「価格差がそんなにない」のです。
山専ボトルの現在の流通価格およそ「5~6000円」
一般的な魔法瓶「4000円」
雪山を想定したボトルで
- 軽さと丈夫さ
- 使い勝手、使い回しの良さ
- 登山用オプション(収納用ポーチなど)
「コスパ良し」だから愛用者も多く定番品となっているのでしょう。
保温ボトルはそもそも「熱いお湯を保持しておく」のが目的ですから、何も冷めやすいボトルを持っている必要はありません。
そんなわけで
「サーモス:山専ボトル」
もしくは
デザインの好き好きを考えて
同等の能力を持つ
「モンベル:アルパインサーモボトル」のどちらかの2択になってくるわけです。
モンベルのアルパインサーモボトルとは
ほとんどのブログが“最強の保温ボトル”と言えば
サーモス:山専ボトル
もしくは
モンベル:アルパインサーモボトル
のいずれかだと書いています。
かく言う私、山専ボトルを最初に買ったんですが、
実は「両アイテムとも」持っています。
嫁さん用に買ったラーケンの保温ボトル(赤)
コイツの“冷め具合”に腹を立てていたうちの嫁さんが“私を責める”ので
「ではモンベルのアルパインサーモボトルで本当に熱いお茶をくらわしてやろう」と考え
モンベルのアルパインサーモボトルも購入しました(プレゼントもかねて)。
実を言うとこのアルパインサーモボトルの赤いカラーがものすごく魅力的で、こちらのモデルが欲しかったんですが当時は大人気で売り切れ
結局嫁さんにプレゼントすることができなかったんです
在庫のある“シルバーと青の典型的なステンレスボトルカラー”を買ったんですが
出典:amazon
「地味」と言われ
お茶を差し出せば「あじ~!」と今度はその熱さにやけどしかけるというわけのわからない惨状となってしまいました。
結論
- アルパインサーモボトル“も”保温性能は最強クラス
- デザインとカラーがステキで好み
ということでした。
2つのボトルを使い比べてみるとどちらも高性能
はっきり言って甲乙つけがたいんですが、
サーモス山専ボトルには「オプションとして専用カバー(ボトルポーチ)を付けることができる」のが大メリットです。
このボトルポーチ、「あるとなしでは結構違い」ます。
魔法瓶は構造上、外的ダメージ(へこみ)等でポテンシャルが下がってしまいます。
自然の中では雑な扱いになってしまいがち
このポーチに入れておけばクッションの役割を果たしてくれるので登山やアウトドアでの厳しい環境からボトルを守ることができます。
何しろ専用のポーチなので大きさもぴったり(当たり前)
セットで購入しておくのがオススメ。入れておくと結構かっこいいです。
モンベルは色とデザインが秀逸です(私的には)。
出典:amazon
コンサバで“ややダサい”が売りのモンベルの商品(失礼)ですが、
ステンレス地にしびれるレッドがいい感じ
デザインでこちらを取ってもいいですね(容量は0.5リットル、0.75リットル、0.9リットルの3種)。
初心者に“必携ギア”と推奨する理由
“山専ボトルを持って”:日帰り登山をシミュレーション
少し肌寒くなってきた東京の朝
夫婦で「御岳山にでも行こう」と考えました。
奥多摩の気温は都心よりもマイナス5度くらいが想定されます。
まず朝一でお湯を沸かし、山専ボトルにお湯を補給します。
昼食は途中で買う“お気に入りのカップヌードル・シーフード味(2人分)”それに“スティックタイプのコーヒー”をつけることとします。
朝、山専ボトルにお湯を入れる時ですが、ボトル自体を温めておくとさらに保温力が増します。
ただ正直言ってそこまでやっている時間も労力もないので水道から出る40度前後のお湯でボトルの中を少し温めておくだけとします(これでも効果あり)。
お湯を沸かし山専ボトルいっぱいに熱湯を補給します。
“空き”があると物理的に熱が冷めやすくなります。
ボトルポーチに入れて出かけます。
御岳山に到着、ロープウェーで山頂へ
ゆっくりと神社を参拝しながら山の奥の方へと進んでいきます。
ちょうど“ロックガーデン”にたどり着き、お気に入りの登山者用ベンチが空いていたのでそこで昼食としました。
ここで
ワンバーナーで火を起こす場合、
まず必要となるものが
- ガスバーナ本体
- コッフェル(鍋的なもの)
- プラティパスなど水の入った水筒
- ライター等の火種(バーナーがしょぼくて点火機能がない場合)
これらを組み合わせてようやく“熱湯”を作ることとなります。
熱湯だけにこれだけのアイテム、しかも1連の動作は結構めんどくさいですよね。
一方、
取り出しましたる山専ボトル
カップラーメンを開けて、お湯は注げばたちまちカップヌードル・シーフード味が出来上がります。
どうでしょう?
非常にスピーディーに食事を作ることができます(当たり前ですが)。
その他フリーズドライの味噌汁など“お湯を注ぐだけ”で「“あたたかい”山の食事」って普通に作れてしまいます。
この通り
ガス類を揃えなくても魔法瓶1つあれば“食の幅”がだいぶ広がりますよね。
しかもテクニカルな動作(ガスの残圧チェックや火付け作業)はいらないし、なにより時短。
「ガス一式よりも最初からあった方が絶対いいはず!」と思い登山初心者向け“必携ギア”として推しております。
保温力が高い=保冷力も高い
夏の登山、冷たいポカリスエットが飲みたくなることってありますよね?
山の清水は冷たくておいしいのですが、水場から離れてしまうと冷たい水を確保することは容易ではありません。
もし荷物の重さが気にならないようであれば、夏の時期にも山専ボトルは大活躍します。
水場の冷たい水を山専ボトルに詰め、そのまま持っていけば途中の休憩時に冷たい水をゴクゴクと飲むことができます。
「活用の場は寒い場所に限らず、いついかなる時も取り出して最適な温度の飲み物を提供してくれる」のが大きな魅力ですね。
保温ボトルは帰ってきたら「乾かす」のが鉄則、サビが大敵
私はサーモスの山専ボトルを長いこと使っていたんですが、実は初期の段階で「山専ボトルの保温力が全く効かなくなる」事態が起きてしまいました。
山に持っていっても“ぬるいお湯”しか出てこないんです。
「こんなはずはない、あの山専ボトルはどんな人の評価を見ても一級。自分のだけ不良品なんじゃないのか?」と考えました。
そこで思い切ってサーモスの会社に問い合わせてみました。
実は山専ボトルは山に持ってけるほど強い作りになっていますが、大敵なのが“内部のサビ”です。
「サビでごく微小な穴が開いてしまう」とたちどころに保温力がなくなります。
私のボトル、どうやらサビができてしまい、内部のどこかに穴があいてしまったらしいのです。
そうなると保温力はガタ落ち。
電話してみると、「とにかく所有している山専ボトルを本社に送ってくれ」とのこと。
「保温力があるかどうか、サーモスの会社でチェックしてみる」と返答を受けました。
なんとも手間のかかることですが、“商品に自信がありお客様を大事にしてくれることの表れ”でしょう。送ってからしばらくして「どうやらサビがあり穴が空いてる」様子、そして
「新しいモデルと交換させていただきます」という、なんとも太っ腹な対応をしてもらうことができました。
もちろん自己責任での範囲なので“いつもこのように交換対応ができるかどうかわかりません”、しかしサーモスの山専ボトルへの対応は一流です。
こうなれば使っている本人も自信を持って“一押しの商品”として薦めたくなりますよね。
そして戻ってきた山専ボトルは、従来通りの驚異的な保温力を発揮し、今では日帰り登山のみならずアウトドア活動全般で大活躍してくれています。
教訓:サーモス山専ボトルのみならず、保温ボトルは山から帰ってきたら“まず乾かす”こと。
簡単に言えば「蓋を閉めたままにしておく」のが最悪。
まずフタを解放して中に空気が入るようにしましょう。そのまま空気の流れる場所に置いておけば自然と乾くのでサビることは“まずない”です。
繰り返しになりますが「密閉性の高いフタを締めっぱなしにしておくと、中の水が蒸発することなくサビが発生してしまう」ので注意しましょう。
このサビがあると保温力の激減につながります。
まとめ
いかがでしたか?
今回は
「登山初心者“必携ギア”:“2日間冷めない魔法瓶”【山専ボトル】は最強の保温力」
についてご紹介しました。
登山初心者の必携ギアの1つが“2日間冷めない魔法瓶:最強の保温ボトル”について
- 保温ボトルのオススメは「サーモス:山専ボトル」
- もしくは「モンベル:アルパインサーモボトル」
- 雪山対応なのでいかなる状況でもカバーできる(保冷力も一級品)
- 山専ボトルはオプションのボトルポーチを付けることができる
- サビは大敵、使用後はフタを開け放し乾燥させる
- サーモスのお客様対応は神対応
登山を始めて「揃えたいアイテム」っていろいろ出てくると思いますが、“早い段階から持っていると便利”なのがこちらの山専ボトルです。
普段も使っている魔法瓶でも良いのですが、山専ボトルの保温力は群を抜いています。
ここは奮発して最強の保温力を持つこちらのボトルをゲットするのが、長い目で考えればコスパ良しの選択。
用途多数で手放せない存在になってくれるでしょう。