こんにちはおじさん少年です。
この記事では、「登山の服装を安く済ませるポイント」について紹介します。
本格的なアウトドアウェアってカッコいいけど、、、値段を見ると「高えっ」ってなりますよね?
登山を始めたいけど「本格的なウェアは高すぎて買う気起きないよ、GUとかユニクロとかファストファッションでも平気なの?」と考える人も多いかと思います。
結論から申し上げますと、本格的なアウトドアブランドのウェアでなくともGUやかユニクロなどのファストファッションでも十分に登山対応できます。
特に格安感でいくとGUはレベル高いですよね。ただし、“オール”ファストファッションだとNGなこともあります。
そこで今回はGUやユニクロの中でも登山向きアイテムをご紹介。
“お金をかけなくても高機能な服装”をゲットして“コスパ良しな山登り”を始めましょう。
1.登山の服装 : 格安OKの部分と格安NGの部分はここ!
登山の服装は「格安でOK」な部分と「はじめから専用をそろえたほうがいいよ」って部分があります。
図を見てください。
足首から上は正直、高価なアウトドア専用ブランドのものをわざわざ買うこともないと思います。
特に最初の頃は「体験登山」も多いと思いますし、全身専用のものを買ってしまうと諭吉がバサバサ飛び立ってしまいます。
とは言っても、身近にあるGU・ユニクロなどファストファッションが扱うものも多種多様。
どんなアイテムが登山に向いているのか次節でご紹介しましょう。
2.GU・ユニクロ:ファストファッションでチョイスする登山用のアイテム
ファストファッションで登山に向いているアイテムについて書きましたが、ここでは商品名は紹介しません。商品はシーズンで変わるし、名前も変化するのでピンポイントでゲットできないこともあるからです。
「このシーズンならお店にあるだろう」という一般的なアイテムに注目したいと思います。
登山に応用可能!ファストファッションのスポーツ用アイテムたち
ご察しかもしれませんが、チョイスすべきは「スポーツ系」のアイテムです。(GUスポーツ)
なぜなら「スポーツ系」のアイテムは「吸湿速乾」機能が標準装備だからです。いわゆる「ドライ」な機能です。
この「吸湿速乾」機能は今でこそ1000円以下でも手に入りますが、20年前は現機能の半分以下の性能で3倍以上の値段がついていました。
それでも「スグ乾く」という機能は手に入れたかった。
そんな時代を経た私は、ファストファッションで「吸湿速乾」がいとも気軽に手に入ってしまうのがうらやましい限りです。
夏山で活用するアイテムをチョイス
スポーツインナーと呼ばれているようなピタッとしたロンT(長袖Tシャツ)とレギンスにハーフパンツとTシャツを重ね着する。
状況(涼しさなど)に応じて同スポーツ系のパーカーやトラックジャケット(フードのなしの長袖)を着るので十分いけるでしょう。
暑がりな方は「スポーツインナーはいらない」となるかもしれませんが、日差しのことや発汗のことを考えると着ていたほうがいいでしょう。
炎天下で作業するワークマンたちもこうしたインナーをむしろ着ています。
春・秋口のシーズンならば
上の服装にフリースやダウンをプラスする。
インナーをヒートテック的なものにする。
ダウンは有名なユニクロのウルトラライトダウンがベストですね。軽くて超コンパクト、秀逸です。ダウンも650FPあるので高品質です。
ただし、雨や汗などの水気に弱いところがネックですね。
一方フリースはかさ張るもののダウンの弱点を補ってくれます。
ウールのセーターも薄手のメリノウールならば体温維持に応用可能ですね。
防風防寒アイテムについて
ファストファッションでもシーズンが来るとマウンテンパーカーのようなアイテムが発売されると思います。
悪くはないのですが、なるべく出費を抑えるならば高品質のレインウェア(雨具)で防風防寒したほうが良いですね。
着まわすということです。
荷物も増えないし。
その分レインウェアはしっかりしたものを最初からそろえておくことをおススメします。
登山の雰囲気出ないかも?
スポーツ系アイテムばかりだとジムに行く人みたいに映ってしまうかもしれませんが、一番の雰囲気を持っているのはズバリ「靴」です。
ここでトレッキングシューズを履けば立派なハイカー・クライマーに様変わりです。
例えば足首から上をスポーツ仕様にしても足元がビジネス革靴だったら雰囲気でませんよね、ヘンテコです。
そのくらい足元で雰囲気が引き締まるというわけです。靴下と靴はある程度のガチアイテムを見つけましょう。
3.やめたほうがいい:登山に向きそうで向かないファストファッションアイテム
登山を始めた人が、山に着て行ってしまうありがちなNG服装をご紹介しましょう。
綿パーカー
誰もが持っているグレーのパーカー、白いシャツを除けば世界一売れているアイテムでしょう。
スポーツティーな雰囲気を与えてくれるアイテムだけに「ちょうどいいかも」と思ってしまう人も多いのですが、綿100パーセントなので濡れたらアウト、乾きません。しかも重たくてフードも厚いのでかさ張ります。
脱いだ時もリュックの収納スペースを大分占めてしまうのでやめておいたほうが無難です。
ジーンズ
上の綿パーカーと並んで多いのがこのジーンズ。
「丈夫だから」と言って履いてきてしまう人が多いのですが登山には不向きです。
最近のものはストレッチが効いていて動き易いですが、やはり濡れてしまうと乾きにくいですし重い。
あんまりメリットないですね。
デニム生地はコーディネートのアクセントになるので“キャンプファッションにはあり”なのですが、、、生デニムは避けましょう。
4.「雨具」と「靴+靴下」は登山専用のものを
これまで書いてきた通り、最近のファストファッションにおけるスポーツウェアは登山用としても十分応用可能なほど高品質です。
しかし「雨具」と「登山靴+登山用靴下」は、登山用のものをある程度の値段を出して最初から揃えたほうが間違いないです。
登山用と謳っていてもノーブランドの格安品はおススメしません。「雨具」と「靴」は登山の安全に直結するからです。
長い目で見ると損な買い物にはなりませんよ。
5.追記:「登山靴+登山用靴下」を格安で揃えるには
ここまでで「登山靴+登山用靴下」は、登山用のものをある程度の値段を出して揃えよう、とお話ししましたが、
GUでもトレキングシューズを販売していたんですね(定番ではなさそうですが)。
出典:GU公式通販オンラインストア
コーデュラナイロンを素材に使うなど結構堅牢な作り、ソールも厚めです。
がしかし、
アウトドアスタイルには合いそうですが、これで本格的な山登りはちょっとキツそう。
シンプルな構造すぎてハードな使用には向かないでしょう。それと防水機能とソールの固さが足りませんね。
やはりヘビーデューティー・スタイル(耐久性のある服を用いたファッション)を楽しむために作られたアイテム
といった印象です。ダナー(Danner)っぽいですものねー。
まあ、それは仕方のないこと。GUは登山靴屋さんではないのですから。
そこで、「ある程度のガチアイテムの「登山靴+登山用靴下」を格安で揃えるにはどうする?」について記事を作ってみました。
ご興味がありましたら関連リンクをどうぞ。
♠関連リンク♠
登山で使うリュックについて、安いけど使えるリュック・デイパックの情報はこちら
♠関連リンク♠
まとめ
いかがでしたか?今回は「登山の服装を安く済ませるポイント」について紹介しました。
登山の服装は
- GUやユニクロなどのファストファッションでも十分対応可能
- スポーツ系のカテゴリーからアイテムをチョイスするのが良い
- 綿パーカーとジーンズは登山には不向き
- 「雨具」と「靴」は最初から登山用のものを揃えたほうが無難
登山を始めたくても「本格的なウェアがないと登山ってできないのかな?」って考えている方がいたら、全然心配いりません。“コスパ良し”のアイテムをそろえてフィールドに踏み出してみましょう。