こんにちはおじさん少年です。
この記事では
「登山初心者向け:ゴミをなるべく出さないための基礎知識」
についてお伝えします。
登山をはじめとしたアウトドアのアクティビティーの中で“ゴミの処理”と言うのはかなりの重要な問題です。
特に「登山を始めたばかりの方、初めてのテント泊に臨む方」へお伝えしたい。
というのも
普段の生活の中でも“ゴミを持ち歩く”のってストレスじゃないですか?
液体だとだいたいこぼれるし、そんな時に限って袋に穴があいてるし、、、
登山中だとこのストレスは増幅されます。穴のあいたビニールは補修できないし。
「出すゴミを少なくする方法」をあらかじめ知っておかないと
桃鉄のビンボー神のごとくつきまとうゴミ袋に悩まされてしまうことになるでしょう。
もちろん“ゴミゼロ”は不可能ですけどね。
登山でゴミはなるべく減らす方法、最大のポイントは
余計な包装紙や箱はあらかじめ取り除いてから出発
ということです。
経験値を積んだ人にとっては
「今更何を、、、」
と思われること必須ですが、お店でアイテムを買った時に教えてくれる「ものの使い方」と違ってなかなか教えてくれる人が少ないんですよね。
特に初めて登山登山テント泊に行く場合、“一緒に行く人”がこういった知識を持ち合わせていないと知る由もない。
自分だけ知っていて教えてくれないような人だったりすると
「最初に言ってくれよー」
という事態になり雰囲気を悪くしかねないので、あらかじめゴミを出さない(少なくする)方法について基礎知識を身に付けておきましょう。
教えてもらわないと結構気づきにくい
包装紙や包装用の箱、これを下界にいるうちに取って処分しておくこと!
これで無駄なゴミ処理に悩まないようにしてほしいと思います。
1.包んで、包んで、、、:登山での消耗品=ほぼ食料は過剰包装気味
日常買うお菓子や食料、特にレトルト品等は“袋さらに箱”に入っていることが多いですよね。
特に日本の製品は精巧にできているので“過剰包装気味”といっても過言ではありません。
“ロッテのチョコパイ”も箱がなければコンパクトに収納可能。
「清潔と言えば清潔」なんですけれども余計なビニール袋がたくさん付いているのです。
自然の中ではプラスチックゴミは“土に還らないモノ”なんで「うっかりと取り残してくる」と大変な負荷が自然にかかることになります。
登山に限らずアウトドア活動ではこういったプラスチックのゴミは“持ち帰りが原則”というか“絶対に持ち帰らなければいけません”。
ですから出発前に
「自分の持ち物、主に食料等の消耗品が“どれぐらいの包装紙や箱に包まれているか”ということを確認」
しておきましょう。
2.出発前に“ハコから出しておく”のは基本
食料に限らず化粧品等の消耗品なども箱に入っているものがあれば、「それは出しておく」のが基本です。
空箱は紙であっても登山中に“すげージャマ”になりますし、集まれば重くもなりますからこうしたものは「あらかじめ出発前に処分しておく」のがデフォルト状態であると覚えておきましょう。
エラそうなこと言ってすいませんが、
“ゴミを出さない”のは自然のフィールドの中で遊ぶときには非常に美しい行いである事は言うまでもありません。
もしあなたが登山やアウトドア初心者で「知らんかった、そうだったんけー!?」という場合は周りの人にも勧めてみてください。
3.マヨさえあればうまくなる、、、:調味料は小分けのモノを
ちょっとした団体になると登山の食事は“大勢のものをまとめて作る”場合もあるかと。
そんな時に必要なのが調味料、醤油やマヨネーズソースそれからパンにつけるジャムなどいろいろです。
もちろん“瓶のまま”持っていくとかなりの重量になってしまいますし、その容器はあるだけでゴミ・邪魔になってしまいます。
よく考えてみると、例えばスーパーのお寿司についてくるような“小さな醤油”ってありますよね?
調味料はこういった“超小分けタイプ”のものをもっていくようにしましょう(よく探せば売っている)。
出典:amazon
ジャムも“パキっとつける”あのホテルの朝食等であるような小分けタイプのものがグッドです。
出典:amazon
もちろん多少の包装紙のゴミは出ますが、まぁ“ビンやカン”よりは全然マシです。
まさかのビン
私の仲間内で超初心者の女の子に
「パスタを茹でるための塩を持ってきてくれ」
と頼んだところ
ちょう“ドデカいビン入りの塩”を持ってきたことがあります。
「大勢で使うと思ったから、、、」とのこと。
あらかじめ説明しておくべきだったと後悔しています。その塩は、後日、私が自宅に持ち帰り活用しましたが、すべて使うのに2年以上かかりました。
4. ゴミも出ないし、、、:超小分けモノがなければラップやホイルを使おう
出発直前の夜になってしまったり、近くのスーパーで超小分けサイズの調味料が売ってない場合もあるでしょう。
液体のものは難しいかと思いますが固形のものならばラップやアルミホイルに包んで持ってしまうというのも手です。
この方が余計なお金もかかりませんし、家のものをそのまま流用できるので経済的であります。
なにしろビンやカンの重いゴミが出なくて少なくて済みます。
5.“ハコ・ ビン カン”はゴミの元、、、:立体的な入れものは“なし”が基本
食料に限らず化粧品等の消耗品は“ハコ・ ビン カン”に入っているものが多いです。
こうした“立体的な入れ物”はゴミの元となるだけではなくザックの容量を占めてしまいます。
なのでなるべく使う数を計算して“ジップロック等の袋”、つまり平面的な入れ物に収納しましょう。
ジップロックは水も防いでくれますし登山では超理想的な収納グッズ
ポイントは何を入れたかわかるように「マジックで入れてあるものの名前を書いてしまう」ことです。
ザックを整理するときに「何をどこに戻すのか?」って迷うのは脳にかなり負荷がかかります。
あらかじめ書いてしまうとちょっと手間ですけれども“後々ラク”ですよ。
6. 生ゴミは土に還らない、、、:長いテント泊ではバナナはNG
生ごみについてです。
私も学生で登山を始めた頃、「生ごみはその辺の土に埋めてしまっても問題は無いのでは?」
と今となっては相当な問題発言をしていました。
先輩に聞いたところ「みんながみんなそんなことやってしまったら山上どうなるの!」と言われた記憶があります。
先輩は超的確な発言でした。その通りで生ごみは正直、土に還るのは当分先です。
たとえバナナの皮であったとしてもそれが地に戻るまでは結構な時間がかかるのです。
人は「だれかやっていると真似していい」と考えるものなので確かに生ゴミ埋めたら山頂が生ゴミだらけになってしまいそう。
長い登山泊となりお菓子ばかり食べているとフルーツの味も恋しくなるもんです。
そんなときには“ドライフルーツ”がオススメ。
“ドライマンゴー”なんかサイコーっす。まぁ、ちょっと砂糖には気をつけなければなりませんが疲労回復用の糖分としてグッドなチョイスではないでしょうか。山で食べるとめちゃくちゃおいしいですよ。
“みかん”は迷うところですが、皮ゴミが負担にならないのならばまぁオーケーじゃないでしょうか。柑橘類は疲労回復にはいいですしね。
まとめ
いかがでしたか?
今回は
「登山初心者向け:ゴミをなるべく出さないための基礎知識」
についてお伝えしました。
とにかくゴミを少なくするためには、“過剰な包装紙や箱”をあらかじめ取り除いておかなければいけません。
これってやっぱり教わらないと“知ることができない”と思います。
ですからこれから登山をしていこうと言う皆さんは、早めにこの知識を仕入れておいて山の中で無駄なゴミにとりつかれないようにしてください。
やっぱりゴミってずっと所持していると「何とか処理したい」衝動に駆られてしまうんですよね。
もちろん捨ててしまうような人はいないと思いますが、このストレスもあんまり持ちたくないもの。
なるべく持ち歩きするゴミの量を減らして、こうした心配事から解放されることを願います。