こんにちはおじさん少年です。
この記事では
「登山の目的は頂上到達(ピークハント)だけではない → 森林浴のすすめ」
についてお伝えしたいと思います。
登山を始めたいけど「山に登る」にネガティブなイメージが強い人って多いかと…
「登る」
の字がくるとなーんかツラそうなイメージが先行してしまいますよね?
そうはいっても
「登山はイヤ」だけど密かに「山に行きたい」と思っている人もいるはず
そんな方におすすめなのが
森林浴
つまり
森の木々に囲まれて「あーリラックス、リラックス」とすることです。
登山というとその目的が「頂上到達(ピークハント)」オンリーになりがち
ピークハントはコースタイムを気にして時間的な拘束が厳しいので
せっかく自然の中に来たのに落ち着いて雰囲気を満喫するヒマもありません。
トレーニングしたい人はいいですけど自然の中でリラックスしたい人には不向き
登山の目的を“登る”から“森林浴”にチェンジするだけで楽しい気分で山に行けそうですよね。
森林浴はすごく気持ちがいいから、登山のネガティブな響きを払拭して
森林浴のヒーリング効果を味わってみてください。
1.「何で登るの?…」:“登る”以外の楽しみとして森林浴がある
登山するには「山に入る」しかありません。
登山道をひたすら歩いて目指すは山のテッペン
これが基本的な動きです。
坂道を重力に逆らって歩くわけですから当然疲れる運動をするわけです。
しかしここで目的をちょっとずらして「山に入って」に着目すると
登山道の周辺に広がる大きな森が見えてくることでしょう。
テッペンに立つのも楽しいことですが、
あえて頂を目指さずに森の中で深呼吸してみるなど
自分を癒やすことに時間を費やしてみるのもいいかもしれません。
2.「この木はいつからここに?…」:新緑のパワーはスゴイ
普段何気なくある「土や草や木」
森はもちろんこうしたもので構成されています。
森の中は人工物がごく少数です。これがいい。
植物も生きていますからエネルギーを発しています。特に新緑の時期はグッと感じるものがあります。
我々も植物を食べて自分のエネルギーに変えているわけですからね。
やはり、自分の鍛錬ばかりに気がいってしまうと植物の発するエネルギーに気がつきにくい、、、
豊かな森にそびえるデカい木に触れて
「こいつはいつからここに立っているんだろう?」
と立ち止まって考えてみてください。
自分より長い時間を過ごしてきたその植物に畏敬の念を抱く
これも結構貴重な森の中での時間の過ごし方だと思います。
3.「せっかくの森なのに何か暗い…」:木には主に2パターンがあるのを知っておこう
一口に「木」といっても様々な種類があります。
知っておきたいのが
「針葉樹」と「広葉樹」の違い
です。
「針葉樹」の代表格が“杉(スギ)”
花粉症の原因をばらまくアイツです。色は深緑なので暗い、、、
スギの森は、たぶんほとんどの人が「雰囲気でねーな」と感じるはず。
森林浴でリラクゼーションを目指すなら「広葉樹」の森を目指さなければなりません。
植林と原生林では雰囲気まるで違うよ
実は“山”といっても生えているのは「針葉樹(ほとんど杉)」ばかりだったりします。
というのも東京なら奥多摩などにある手近な山は「植林=人工林」で構成されているからです。
登山道を挟んで左右の雰囲気がまるで違う
なんてこともしばしば
やっぱり人工林では森のオーラは全然出てませんよね。
「スギ」の名誉のために言っておきますが、屋久杉や大木となったスギは荘厳な雰囲気を醸し出しています。
私が嫌いなのは人工林のひょろ長いスギ
電柱の集まりみたいでつまらない森になってしまいます。単に「育ちやすいから」という理由でガンガン植えられた悲しい木です。
4.「グッドなロケーションってどこ?」: 森林浴のおススメスポットは御岳山のこの辺り
都内の低山の中で
広葉樹で構成された明るくて雰囲気グッドな森って意外と少ないのです。
雑木林は結構貴重
手軽で行きやすい場所で私のおすすめは
御岳山
山頂までロープウェーでアクセス可能なので御岳神社まで一気に上がってしまいましょう。
神社周辺は杉の林なのですが、人工林ではなく荘厳な杉たちがいます。
ここを抜けて
「長尾平園地」や「天狗岩」、「ロックガーデン」「綾広の滝」などのポイント
を目指していけば雰囲気の良い広葉樹の森の中を歩けます。
地図はグーグルマップでググれば確認できますよ。
序盤と森の雰囲気が全然変わってくるので意識してみてください。
やっぱり広葉樹の雑木林はステキ
こういった森が広がっていくといいですよね。
5.「何かいいね…」:コーヒーやイスがあれば極上タイム
森林浴目的ならコースタイムをそんなに気にしないでもよいので、休憩に尽力します。
森の中でリラックスするときに
コーヒーや座り心地抜群のイスがあるといいですね。
♠関連リンク♠
頂上でくつろぐのもいいんですが、
- 木々に囲まれた雰囲気抜群の森でコーヒーを飲む
- 木々のエネルギーを受け取りながらお菓子を食べる
こんなことを目的にしても楽しいですよね。
まとめ
いかがでしたか?
今回は
「登山の目的は頂上到達(ピークハント)だけではない → 森林浴のすすめ」
についてお伝えしました。
森林浴は
- 登るのネガティブなイメージをなくしてくれる
- 登山の目的を頂上到達から変えてくれる
- 時間の制約がなくなりゆったりと過ごせるもの
- 「針葉樹(暗い)」と「広葉樹(明るい)」の違いを感じさせてくれる
- 「広葉樹の雑木林」で行うのがグッド
登山がいつも頂上到達のミッション的なものだと疲れてしまいます。
たまには森林浴目的で山に入るのもいいものですよ。特に新緑の時期の森の活性化ぶりはすごいです。
是非視点を変えて森の木のパワーを吸収してください。