・登山ノウハウ

“ベルトレス・イージーパンツ(登山用パンツ)”の“ずり落ち防止対策”:使えるアイテムはこれだ!


こんにちは個人ブログで発信中“おじさん少年”です。

この記事では「“ベルトレス・イージーパンツ(登山用パンツ)”の“ずり落ち防止対策”:使えるアイテムはこれだ!」

についてお伝えします。

グラミチの「ニューナローパンツ」やザ・ノースフェイスの「アルパインライトパンツ」など

“ウェビングベルト”を採用した「ベルトレスのアウトドア用・イージーパンツ」

登山に限らず、もはや普段使いのパンツとして大人気です。

  • ベルトの重さからの解放される
  • ベルト装着のわずらわしさがない
  • 立体裁断を採用しシルエットがとてもきれい
  • ストレッチで動きやすい

メリット多数

正直、最近ではジーンズ等の大定番アイテムよりも人気を得て

もはや新定番と言ってもいいでしょう。

アウトドア・登山用に限らずジャケット込みの“セットアップアイテム”もユニクロや無印、セレクトショップでも販売されビジネスでもベルトレス・イージーパンツは主流になりつつあります。

私も手持ちのアイテムの大部分がベルトレス・イージーパンツに知らない間に入れ替わっていました。

アウトドアや登山のみならず日常でもベルトレス・イージーパンツは大活躍ですが、

ただ1つの“悩みごと”それは何かと言えば

こうしたベルトレス・イージーパンツは「ずり落ち!」が激しい

ことです。

みなさんも経験ありませんか?

パンツを“はいた瞬間”はフィットしていても、“動きやポケットに入れたものの重さ”によって

ウエストの位置がだんだん下がる、いわゆる“ずり落ち”

もちろんウエストを締めるヒモがあるのでギュッとはするのですが、やや非力

気付いたら「すげー短足気味なはき方になっていた」ことが茶飯事です。

これだと、ちょっと前、いやだいぶ前か?に流行った「渋谷系腰パン風」

まあ、そこまではいきませんが

何か“だらしない雰囲気”になってしまいます。

「ポケットにサイフやスマホとかは入れない」にしても「動かないでずっと突っ立てっている」わけにはいきません。

かといっていつもウエストをぐいぐい持ち上げていては挙動不審なヤバめなおじさんに写ってしまいます。

せっかくの計算されたシルエット

できるだけきれいにキープしたいですよね?

そうなるとこの“ずり落ち”は最大限に回避したいもの

ベルトレス・イージーパンツの“ずり落ち防止対策って何かないのでしょうか?

私、「これ以上短足に見えることを防ぐため」にも試行錯誤いたしました。

結果、2アイテムの選択肢がありました。

  • 1つ目はサスペンダーを装着すること
  • 2つ目は滑り止めパッドを貼り付けること

ちょっとの手間は必要ですが、

これらの方法はベルトレス・イージーパンツの“ずり落ち防止対策”にはうってつけです。

アイテムのシルエットを損なうことなくポテンシャルを最大限発揮する方法なら

どちらかのやり方しかないでしょう。

グラミチのニューナローパンツを履いて

最初は「シルエット決まった」とか思っていたけど、歩くうちに「なんかパンツはずり落ちちゃってダサいな」とか

いつも“ずり落ち”が気になって「ぐいぐいウエスト上げてばかりおじさん」とはオサラバ

今回紹介する“ずり落ち防止対策”で“キレイめシルエットをキープ”できるようにがんばっていきましょう。

グラミチから始まったベルトレス・イージーパンツの台頭

世の中でここまでベルトレス・イージーパンツが流行った最初のきっかけは

“グラミチ”の“クライミング・パンツ”だと思います。

もともとはボルダリング等のクライミング専用のパンツだったのですが、

  • ベルトがいらないウェビングベルトの採用
  • 股を180度まで開けるガゼットクラッチという立体裁断の採用
  • フィットしながらも窮屈さがなくシルエットもかっこいい

つまりラクチンだしキレイ目スタイル(後の細身バージョン)にも合うので

クライミング・パンツの枠を超えておしゃれアイテムとして一気に広がりました。

Beamsやユナイテッドアローズ等のセレクトショップでオリジナル仕様にカスタムされたグラミチが販売されるようになりました。

この動きは一過性のものではなく、同様な機能を持つパンツが多数出現

もはやベルトレス・イージーパンツは日常の定番アイテムへと昇華しました。

この後(かな?)出てきたのがザ・ノースフェイスが手がけた“アルパイン・ライトパンツ”

うちは夫婦で使っています。

ノースフェイスのパンツ類はどれもシルエットは秀逸で

日本版アイテムは日本人の体型に合わせてくれているので

足長とはいえないおじさん少年たちの体型を見事にカバーしてくれます。

アルパイン・ライトパンツはもちろん登山用として開発されたものなので

素材の性能がピカイチ

十分なストレッチ性があることから1日中履いていても窮屈さは微塵も感じられません。

撥水性もあります。

ヒザのロゴマークが気にならなければ普段使いもオーケーです。

ユニクロも定番のジーンズやチノパンのほかにベルトレス・イージーパンツの代表格“EZアンクルパンツ”を定番商品として販売中

出典:ユニクロホームページ

ベルトレスだけどベルトループもあり必要に応じてベルトも締めれます。

ストレッチで美シルエット、大人気をはくしています。

とにかく若かりし頃、腐るほどはき続けたリーバイスの501ジーンズよりベルトなしではき心地が良く

素材が化繊なら短時間で乾くので

浸透する理由もわかります。

まぁ、ベルトという“男に許された装飾アイテム”の出番がめっきり減ってしまったのですが、

正直、「ベルトは金属部分や皮が重くなるし、ガチャガチャするのもなんかわずらわしい」のも本音

ベルトレス・イージーパンツに移行してしまうと病みつきになってしまうでしょう。

また、ちょっと前に流行って定番となったスーツタイプのセットアップ上下

これもパンツはベルトレス・イージーパンツが基本です。

スーツの垣根が下がるにつれてビジネスシーンでもベルトレス・イージーパンツは定番となりつつあります。

ベルトレス・イージーパンツの困りごと

いいこと尽くしのベルトレス・イージーパンツですが、

私的に困ったことがパンツの“ずり落ち”

立ったり座ったり歩いたり、動作することでウエストの部分がどんどん下がってきます。

登山は山道を歩くことが基本動作ですから

ベルトレス・イージーパンツ型の登山用パンツも登山中にどんどん“ずり落ち”してきます。

この点は強固な革ベルトでしっかりと腰を固定した方が、この“ずり落ち”は起こりにくいでしょう。

でも登山でジャマになるベルトなんてしたくないですよね。

それに“腹が出過ぎ”てたり“ガリガリ”など体型が標準から外れる場合、

ウエストの位置がまともな位置からズレますからパンツは下がりやすくなります。

私のように“太ももが太くて尻デカ”な体型でもウエストの位置は不安定となるので“ずり落ち”が生じます。

ベルトレス・イージーパンツはベルトをしないで「手に取って即はける」上に「ベルト周りの汗からも解放される」ので夏場も調子いいですよね。手放せません。

そうなると、なんとも頭を悩ませるこの“ずり落ち”だけは封じ込めたいものです。

“ウエスト位置”は「常にキープしたい」

ベルトレス・イージーパンツにもウエストを絞るための“ヒモ”があり、

もちろん機能します。

しかし、この“ヒモ”、正直言ってウエストのキープ力はそんなに強くないです。

私が知ってる限り

グラミチのウェビングベルトも普通に締めていたらホールドされない感じがします。

やはり革製のがっちりしたベルトをしっかり腰に巻いてガチガチに締めあげた方が“ずり落ち”はおさえられます。

ですが、結局は苦しくなって「無意識のうちに緩める」ことになるでしょう。

それにベルトを腰の上の方でガチガチに締め上げると

たまに出くわす“超ハイウエストのおじさん”チックな

ウエストの概念がないおじさん

「“胸の下がすぐウエスト”のヘンテコ体型」に近づいてしまいます。

“ずり落ち”を物理的に考える

“ずり落ち”は

ベルトレス・イージーパンツのウエスト部分の

  • 摩擦力の弱さ
  • 下方向に下がる力に対抗する上方向に引っ張る力がない(当たり前だけど)

ことが原因と考えられます。

と言う事はベルトレス・イージーパンツで起っている

「上記のような状況をプロテクトしてやれば“ずり落ち”を防止できるかもしれない」

そう思ったのです。

せっかく買った“グラミチのニューナローパンツ”

こいつを「無様にはき崩すわけにはいかない!」

そう考えた私はいろいろ試行錯誤を始めました。

ちなみにですが、私がニューナローパンツにこだわるのは

こちらのストライプ柄のニューナローパンツが「私に似合うパンツは唯一これだ」と嫁さんに言ってもらえたからです。

唯一の認められたパンツ

似たようなパンツ・ズボンをはいても、ほとんどのものに

「シリ、デカいよ!」と、アップル製のAIに話しかけるのごとく言われ

ダサい烙印を押されてしまいます。

こうしてスキニーフィットとかアスレジャー的細身スウェパンとかは消息を断ちました。

「このニューナローパンツだけは諦めるわけにはいかない、こいつはオレの生命線」

ウエストの“ずり落ち”防止は私にとって死活問題となったのです。

考えられる“ずり落ち”防止策はこれ

試行錯誤の結果、以下の3通りの対策がありました。

それでは見ていきましょう。

①:自分の体型を整える

まぁ、これができれば苦労はしないんですけどね。

登山用のアルパイン系パンツは立体裁断が施してあり、ノースフェイス等のかっこいいパンツは下半身のラインに沿ったシルエットを提供してくれます。

つまり、自分の体のラインが整っていれば美しくフィットするようになっており、“ずり落ち”はあんまり起きなくなるはず。

そうは言っても、腹が出てきたり、ワキバラ肉が増し増しになったり、、、

そうするとウエストのフィットが甘くなり“ずり落ち”の原因となります。

やはりもともとのシルエットがキレイな分、それを維持するには条件が厳しくなるというわけです。

②:サスペンダー

“体型を整える”は即実行というわけにはいきませんよね。

次に、“ずり落ち”防止に即効性のあるアイテムとして有効なのが「サスペンダーです。

サスペンダーはどちらかと言うと登山の時には使いにくいアイテムに見えるかもしれません。

ですが、モンベルからはアルパイン・パンツ用としてサスペンダーが販売されていますし、

スキーウェアのごとく雪の中を歩くための重装備ではパンツに“吊り”が付いているのは当たり前ですよね。

昔のニッカポッカとかはサスペンダーで吊っていた気もします。

クラッシックな雰囲気でまとめれば「サスペンダーは全然あり」です。

サスペンダーのメリット

さて、このサスペンダーの“ずり落ち”防止についてのメリットとしては

  • “ずり落ち”方向に逆らう上方向の力を提供してくれる

これに尽きますね。絶対的。

サスペンダーをしていればパンツの“ずり落ち”からは脱却できます。

私は楽天(の方がショップが見やすい)でこちらのサスペンダーを買ったのですが、

色や種類が豊富でアイテムの品質・使用感ともにかなり満足できる出来でした。

サスペンダーはスーツ屋さんでも買うことができますが、色もあまり選べないですし

あまりにもかしこまったアイテムをつかんでしまうと

子供のピアノの発表会や七五三みたいになってしまうので

自分の持っているパンツに合うアイテム色味や質感(レザーが入っていたり)を選ぶと良いでしょう。

サスペンダーのデメリット

一方、デメリットもまあまああります。

  • まず“肩に結構力がかかる”ので知らない間に「ストレスを感じる」ことはあります。

解消するには「慣れるまで毎日のようにつける」しかないかもしれません。

また秋・冬場なら良いのですが、夏場だとサスペンダーとの接触部分に結構汗をかきます

意外と暑苦しいです。

また、コート・ジャケット等のハオリモノがなくサスペンダーが見えてしまう場合

  • 「おしゃれの難易度がかなり上がる」のもめんどくさい。

一時期“おしゃれを勘違いした私”は

“あぶないデカ”や“ダイハードのマクレーン”のように

サスペンダーが「銃ののガン・ホルダー見えるからかっこいいかもしれない」と思っていました。

あの刑事(デカ)たち、サスペンダーしてましたよね?

一応、嫁さんに聞いたところ「ユーアー、サラリーマンでしょうが!」と一蹴されました。

理想を言えばレオン(こいつは殺し屋)のようにフレンチモノトーン風に決めるのがかっこいいかと思いますが

結構難易度高いので注意してください。

  • それからサスペンダーのデメリットとしてやはりトイレ事情があります。

冬場に重ね着をしてサスペンダーが隠れるようにした場合

ウンコをする時にはサスペンダーをまず外さなければいけません。

こちらのアイテムもワンタッチで外せるようにはなっていますが

急なウンコの場合は注意が必要。

使っていると意外ととそんなケースも多かったのでデメリットとして記述しておきます。

③:滑り止めパット

サスペンダーを使ってウエストの“ずり落ち”防止を実行していた私ですが、

「正直、めんどくささもある」と思うようになってきたので

「他の方法もあるのでは?」と考えるようになりました。

そしてたどりついたのがこちらの「“ずり落ち”防止パッド

エイトストップという商品

“ずり落ち”というよりはワイシャツの“ずり上がり”防止のために作られたものですが、

パンツのウエストの摩擦力を上げるという点では“ずり落ち”防止と原理は同じです。

“ずり落ち”防止パッドのメリット

実装はカンタン。

このように“アイロンを使って貼り付ける”だけ

  • 洗えるパンツに装着可能ですし
  • 4つの力点で摩擦力を上げる

ので結構効果があります。

アイロンでしっかり付きます

まぁ、とにかく「そのままサクッとはける」上に「ウエスト部分のホールド力を強化してくれる」ので普段使いしやすいのです。

もちろん登山用のアルパイン・パンツでも対応可能です。

“ずり落ち”防止パッドのデメリット

デメリットとしては「インナーとの摩擦力によって“ずり落ち”を防止する」ので“インナーが必要”となります。

例えば「Tシャツ1枚で過ごしたい」と言う場合は“素肌との摩擦”になってしまいますから肌触りが悪くなってしまいますよね。

インナーにはドライレイヤーを

夏の山に行く場合、上着は“速乾性Tシャツ1枚”な人もいるかと、

夏場は日常でも“白T 1枚”とかそういう状況もありますよね。

そんな状況でベルトレス・イージーパンツの“ずり落ち”を防止するには

「パンツにインする肌着」が必要になってきます。

そんな時はこちらで紹介しているドライレイヤーを重ね着をするのがオススメです。

♠関連リンク♠

手ごろなものではユニクロのエアリズム

こちらのタンクトップもいいですよね。

綿のTシャツ1枚よりドライレイヤーを重ね着した方が汗を抑える効果もありますし、

むしろ涼しいとも言われています。

こうした工夫でインナーがあれば“滑り止めパッド”の方がサスペンダーよりも使いやすいかもしれません。

ただしサスペンダーほどのウエスト・キープ力はありませんからその辺はあしからず。

まとめ

いかがでしたか?

今回は

「“ベルトレス・イージーパンツ(登山用パンツ)”の“ずり落ち防止対策”:使えるアイテムはこれだ!」

についてご紹介しました。

日常から登山までベルトレス・イージーパンツは欠かせない存在となりましたが、

  • ベルトレス・イージーパンツは“ずり落ち”するのがネック
  • ベルトレス・イージーパンツの“ずり落ち”防止には①:体型維持、②:サスペンダー、③:滑り止め防止パットが有効
  • サスペンダーはウエスト・キープ力は高いが、おしゃれ面・使い勝手面で手間がかかる
  • 滑り止め防止パットはそこそこのウエスト・キープ力あり日常でも登山用パンツでも使い勝手が良い

まぁ私は“尻デカ”や“太もものムチムチ”を抑える方が先決なのもわかっているのですが、

ベルトレス・イージーパンツのウエスト位置の“ずり落ち”はいつも気になるところでした。

持っているパンツがきれいなシルエットなら、どうせなら美しくはきたいですよね。

今回紹介した“ずり落ち”防止対策を講じて

かっこいいシルエットのベルトレス・イージーパンツ

たちを存分に活躍させていきましょう。


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