個人ブログで発信中
こんにちは“おじさん少年”です。
この記事では
「バイクツーリング+登山:名峰“剱岳”に挑む!アドベンチャー感満載の旅へ」
についてお伝えします。
夏のバイク・ロングツーリング
バイクを所有している方は「どこに行こうか?」と悩んでいる方も多いかと、、、
少しツーリングがマンネリ化してきた方は「いつものあのコースは飽きたよ、、、」と考える人もいるかと思います。
この記事↓でも紹介した通りバイクツーリングと相性の良い登山なら
♠関連リンク♠
夏のロングツーリングに「一人だけどデカイこと、“セルフビッグなアクティビティ”をやってみたい」という目的にピッタリです。
そこで気になるのが「どんな山に登ろうか?」ということ
どうせなら「名前を聞けば誰もが知っている“名山”」の登山に挑戦してみてはいかがでしょう?
「バイク・ツーリングと組み合わせ可能な名山?どの山だよ?」と気になるかと、、、
その山とは
ズバリ「剱岳」です。
剱岳
2999メートル
国内でも屈指の険しさを誇る剱岳
並び称される“槍ヶ岳”と比較しても長い岩綾帯が続く尾根ばかりで
一般登山道とされているのは
- 別山尾根(べっさんおね)
- 早月尾根(はやつきおね)
の2ルートだけ
連続する“はしご”や長く続く“鎖場”が多く
気を引き締めて挑まなければならない。一般登山者にとってラスボス的難関の山。
と、まぁ結構あおってはいるんですが、
富士山の次くらいの知名度を誇る山なら「剱岳」しかありませんね。
剱岳といえば確かに“国内屈指の難関ルート”のイメージ
その通りで剱岳の登山は奥多摩の低山を登るのとはワケが違います。
とはいうものの
“早月尾根のルート”を選べば
登山口直前にバイクを置いて、そこから即スタートできるのです。
後は「ただひたすら登るだけ」で途中の早月小屋に到着
翌日、荷物をデポし身軽になって頂上にアタックすることが可能です。
ルートが直線的なので体力次第でコースタイムを調整できるという特徴があります。
もう一つの“別山尾根ルート”だとバスやらトロッコ電車やらを乗り継いでようやく登山口の近くまで行くので
正直、ツーリングとの組み合わせはあまり得策ではないのです。
剱岳登山となると“登山偏差値超高め”のような感じがしますが、
ソロで動ける“そこそこの登山スキル”と“山岳キャンプ経験”があれば決して難攻不落の山ではありません。
特に夏の時期なら気をつけることは“水の消費だけ”でソロでも十分ピークハントできます。
まあ、“早月尾根のルート”はメジャーではないとは言え「剱岳を制覇した」とあれば登山を第一の趣味としている人たちからも一目置かれる事は必須
何しろ登山を始めたならば「一度は登ってみたい山」の筆頭ですからね。
バイクに乗っていると「何CC?」と質問してくるおじさん、通称「ナンシー」が存在するようにに
登山あるあるとして、登山では
「どこの山行ったの?」という「どこ山氏(自作)」が存在します。
“どこ山”氏は「たぶん富士山ぐらいしか知らないだろうになあ、、、」という雰囲気なのに登山の行った先を聞いてきます。
そんな彼らに
「剱岳です、、、不器用ですから」と高倉健チックに返したらどうでしょうか?
剱岳なら、山を知らなくてもそのめちゃくちゃかっこいいネーミングから多くの人の脳裏に残っています。
これは心にズバッと響きますよね。なんたって剱岳ですから。
これから計画するなら、ただのツーリング+登山だけでは終わらない冒険の旅をぜひ成し遂げてほしいと思います。
「バイク+登山:クロスオーバーツーリング、やるなら剱岳に挑め」
ぜひこの夏挑戦してみて下さい。
剣岳ってどんな山?
一般登山道が通じる山の中で最も登頂が難しいとされるのが剱岳です。
理由は岩綾帯が多く、頂上アタックの際も高度感のある所(落ちたらどうしようという恐怖心をそそられる場所)でクサリ場を進んだり、ちょっと岩をよじ登ったりする必要があるからです。
私個人の感触としては「身軽なら平気」くらいでしょうか、、、
五竜岳や知床硫黄岳の方が険しかったような気がします。
早月尾根は人があまりいないので“迷子”と“天候悪化”の方が怖かったです。
道無き道を行ったり、谷底を飛び越えるようなことはないのですが、滑落事故も多数起きる場所ですから油断ならないのは間違いありません。
神々しい山ナンバー1
剱岳は弘法大師をもってしても登頂不可能だったとか、、、
その後、明治40年に陸地測量官の柴崎芳太郎ら一行が初登頂を果たしたとされています。
とにかく昔はその頂に立つことがめちゃくちゃ難しかったわけですね。
新田次郎の小説「剱岳 点の記」としてその様子が映画化もされています。
そんなエピソードを調べていて面白かったのが次の話。
柴崎芳太郎ら一行が初登頂したと思いきや、その初登頂の際、剱岳頂上で銅錫杖頭と鉄剣(仏具的なアイテム)を発見したそうです。
発見された錫杖頭の形状から奈良時代末期から平安時代初期に作られたものと推定されていますが、詳細は不明。
そもそも明治40年の登頂の記録が最古でそれ以前の記録など残っていないので確かめようがないのですが、どうやら記録上の初登頂のもっとずーっと前に、剱岳を制覇した“すげーヤツ”がいたらしいのです。
結果、私が感じた事です。
大昔の人間は「超能力と言わんばかりの身体能力があったのではないか?」と考えました。
我々現代人は医療技術等の進歩によって寿命自体は長くなっています。
しかし、脳が肥大するばかりで実際の身体能力は大昔の人の方が高かったと思います。
もちろんオリンピック記録は更新されていますが、競技の運動能力ではなく根源的な身体能力です。
だって奥多摩の登山ルートも昔は一般道だったわけですし、街灯もない状態で提灯の明かりだけで夜道を歩いて行ったとなれば、それは現代では“とんでもアドベンチャー”です。
「大昔の普通の人って、今のレベルでは超人の位置にあるのかも」
そんなことを考えてしまいました。
山登りを繰り返すと“申し訳程度の装備で登ってしまった大昔の人々”の身体能力がいかに高かったのかということを実感します。
剱岳登山までのツーリングルートと最低所要日数
剱岳登山を含めたツーリングの全行程を大まかに分けると
- スタート地点から馬場島荘までがバイク・ツーリングルート
- 馬場荘付近の剱岳登山口から登山開始
- 早月尾根をたどり早月小屋へ
- 早月小屋から剱岳頂上アタック
となります。
目的を剱岳登頂に絞れば2泊3日で可能でした(もったいないけど)
ちょっと模式図で表してみますね↓。
スタート地点によりますが、馬場島荘にたどり着く途中で一泊
もしくは馬場島荘付帯のキャンプ場で一泊となるでしょう。
早月尾根経由の剱岳頂上アタックは山中泊一泊で下山は可能です。
登山口からの往復弾丸登山はちょっとキツイでしょうが、超早朝スタートならやり遂げる猛者もいます。
スタート地点~馬場山荘までのロングツーリング
まず最初にバイクで東京をスタートしたとして
“日本海側に出る”ことを目指してバイクでひた走ります。
東京からだと登山スタート地点の馬場島荘にたどり着くまでは
“超長距離のロングツーリング”となることでしょう。
ここは日数をかけて楽しみながらゆっくり進んでもいいですし、高速走行で一気にたどり着くことも不可能ではありません。
私が実践したときには日数が限られていたことと東京から脱出するのに時間を要したので、途中、松本にて1泊、次の日、馬場島山荘に到着しそのまま早月尾根の途中にある早月小屋まで行くという行程をとりました。
まぁ、なかなかのアドベンチャーですが危険のないように自分の体力と相談してみてください。
オススメのツーリングルート
まず東京を出て中央道に乗り安曇野・松本の方まで高速でかっ飛びます。
その後、安曇野あたりで中央道から下道に降ります。
新潟の糸魚川を目指し、大糸線(線路)と並行しながら147号・148号などの道路(他の気持ちいい道路もありそうです)ををひたすら走ります。
この道、途中に“木崎湖や青木湖”があり、走っていてなかなか気分爽快なんですよね。
まぁ単調な走りと言えばそうなんですが、山あいでもそんなにアップダウンもなく、白馬や大町など途中の街もまるでカナダの田舎の街のような爽やかな雰囲気があります。
最終的に糸魚川に出て日本海とご対面。これも結構楽しみです。
それから親知らずICから北陸自動車道に乗って一気に距離を稼ぐのが良いでしょう。
時間があれば宇奈月温泉など行ってみたい場所多数ですけど、、、
日本海を見ながら滑川ICを目指します。
高速を降りたら馬場島山荘まで行くだけです。
私は東京出発したのがもう夕方近くだったので都内の渋滞を抜けたら松本まで一気に走りビジネスホテルで宿をとりました。
キャンプはしていません、登山前にパッキングを崩したくなかったので、、、
そして次の日に一気に馬場島荘経由で早月小屋まで駆け上がりました。
もし今考えるならば、東京を超早朝に出発し馬場島荘に到着。
馬場荘には立派なキャンプ場があるのでそこで整えた後に剱岳に挑むのもアリだったかもと思います。
あの無料キャンプ場は「使わにゃソン」と思えるほどいい感じでした。
剱岳登山行程
次の流れで剱岳頂上を目指します。
馬場島山荘・キャンプ場 → 剱岳登山口 → 早月尾根 → 早月小屋(テント場) → 剱岳頂上
登山ルートの詳細は山と高原の地図で要確認してください。と言っても、ひたすら登るだけです。
ここでポイント地点についてちょっと補足です。
馬場島荘について
馬場島荘は早月尾根の登山口に立つきれいな山小屋です。
出典:上市町ホームページ
うれしいのは足を伸ばせるほど広いお風呂もあること(確か日帰り可)。
下山後は何がなんでも温泉ですよね。
年末年始も営業し冬季に剱岳に挑む猛者にとって心強い存在です。
そして使用料金はなんと無料のテント場があります。
地面は芝生でリッチな造りです。
これなら夜に到着しても配慮すれば気兼ねなく利用できそうです。
早月尾根について
烏帽子岳のブナ立尾根、燕岳の合戦尾根に並び、「北アルプス三大急登」の1つとされるのがこの早月尾根です。
標高差2200メートル以上の超体力直線的コース。
剱岳を目指す登山者の9割近くが別山尾根からの入山なのに対し、こちらは人気薄
その分、早月尾根は別山尾根のような渋滞・停滞の心配がいりません。
せっかく山に来てガヤガヤに悩まされるのは嫌です。
静かに名峰・剱岳を楽しみたいならこちらからの登頂がベスト。
歩く人が少ないと道が踏みならされず、浮石が多いので身軽な方が良い。
そこは剱岳、標高2800メートル以降の核心部分だけでなく稜線上では滑落の危険に備え常に足場に注意して行動しましょう。
また別山尾根にはない樹林帯歩きがあるのも特徴
蒸し暑く単調な樹林帯を抜けると表情が様変わりするので
そのまま岩場に入るのは非常に危険です。
岩場自体は別山尾根より難しくないですが、そこにたどり着くまでに体力をかなり消耗しているはずなのでより注意が必要
雪が多かった年は7月でも残雪が残っている箇所もあるので必要ならアイゼンもあったほうが良いです。
“滑ったら終わり”な場所も多数ありますからね。
早月尾根ルートのポイント
- 人が少ない→自力で動ける体力を意識
- 標高差約2200メートルの体力派ルート
- 水補給地点は1カ所(早月小屋だけ)
- 水平距離7キロメートル
- 累積標高2249メートル
- 所要時間8時間(人によっては2時間は短縮可能)
とりあえず登山口から早月小屋まで駆け上がりテント泊
次の日の朝から天候を見て“空身で頂上アタック”するのが良いでしょう。
頂上から降りてきたらテントを撤収、そのまま下山という流れでしょうか。
早月小屋について
早月尾根ルート唯一のオアシスとなる早月小屋
出典:早月小屋ホームページ
私はテント場とビールの補給だけだったので小屋の内部の様子・食事等ははわかりません。
なにぶん水場がないものですから、にぎやかな山小屋という感じではなく“テキサス風の乾いた感じ”がしました。
テント場は傾斜地ではなく、ハードですが平面。寝袋マットがあれば快適に寝転がることができます。
やっぱり人が少ないのでテント場が芋洗状態にならないのがよかったです。
孤高の人が多い雰囲気
馬場島に向かう途中の道路で“ヘルメットをザックに付けて徒歩で歩く人”をバイクで追い越しました。
「トホダー?どこに行く気だ?」バイクで高速に追い越しつつ気になっていたのですが、まさかの早月小屋での再会
「馬場島ならともかく、徒歩でここまでやってきているとは、、、」
聞くところによると
当時タナカヨウキ氏の一筆書き登山が放映されて間もなく「影響を受けた」とか、、、
バイクに乗っていた私は、「バイクでワープするの当たり前だろ〜」と考えていました。
思わず比較してしまい、こうなると自分の剱岳アタックが「ちょっとショボいなあ」と思え
帰ったら登山仲間に「いかにしてやってのけたか」自慢を練っていた自分がダサく見えました。
まあ素直に「人力あなどれねー」を目の当たりにした一件です。
バイク・ツーリングから“登山モード”へ:ファストパッキングのススメ
東京からだと馬場島山荘にアクセスするまでが非常に時間がかかります。
もちろんこの行程はツーリングコースとして楽しめば良いのですが、
時間が限られている人はここ一気に駆け抜けることになるでしょう。
時間がない人はツーリング行程を結構タイトスケジュールで組まないと剱岳登山に時間を割けなくなります。
ファストパッキングで素早さをアップ
「ツーリング状態から登山モード」へとスムーズに移行するためのポイント
これは当然のことながら「登山用荷物のパッキング」にあります。
ツーリングアイテムと別に登山用の装備はすべてバックパック(登山用ザック)にまとめておくのが鉄則
ツーリング →登山への移行は「着替えて、ザック背負って、即スタート」くらいが理想です。
また、早月尾根は体力勝負の弾丸駆け上がりコースです。
荷物が軽ければ軽いほどコースタイムはぐんぐん縮まります。
特に最初の樹林帯は本当に単調な上りなのでできれば早めに駆け上がってしまいたいところ。
ファストパッキングの原理で荷物を軽くしておくことは超重要です。
余分な物は削除対象としましょう。
かといってあまりに軽量グッズに偏重しすぎて睡眠の質が落ち、体力の回復がままならないのは非常に危険
早月小屋からのコースこそ剱岳難関ルートの最たるものだからです。
よって馬場島山荘から頂上まで“日帰りワンウェイ”で行く人ならともかく、早月小屋で一泊を考えている人は
- できるだけ軽量だが体力回復に必要十分
な装備としなければいけません。
オススメの“登山ザック”はこちら
こちらの記事でも紹介している「オスプレーのレヴィティ」
♠関連リンク♠
そこそこの容量もありしかも1キロを切る軽さです。
フレームありなので誰でも使いやすいと感じるはず。
私が剱岳に登った当時はこのザックは販売されていませんでしたが、今だったら間違いなくこいつをチョイスします(ソロで小さくまとめるなら45リットルモデル)。
早月尾根に頂上アタックする際、テント・寝袋等はデポし(置きっぱ)サブザックに水や行動食を入れたりするかもしれませんが、レヴィティならサブザックも兼ねることができますよ。
テント場では寝心地重視
早月小屋に到着→テント設営→翌朝に頂上アタック→テント撤収・下山
の流れを考えると家となるテント、ベッドとなる寝袋・寝袋マット(スリーピングマット)は設営と撤収がスムーズなものが良いでしょう。
- テント
早月小屋のテント場は樹林帯を抜けた場所にあるので、眺望が良い代わりに吹きさらしになります。
悪天候に備えてテントは“ドーム型登山使用でなるべく軽量タイプ”がいいでしょう。
本記事はツーリング+登山がテーマなので「バイク用ツーリングテント」を考えている人もいるかもしれません。
しかし、コールマンなどのツーリングテントは重いので早月小屋まで背負って引き上げるのが大変
“トレッキングポールを利用して設営する超軽量タイプ”のものは、固い地面での設営や吹きさらしの環境に対応できるのかどうか心配です。
ツーリングにも登山にも対応できるフルフライ・ドーム型の山岳テントがベストかと、、、
ちなみにこちらの記事で絶賛しているファイントラック・カミナドームなら間違いありません。
♠関連リンク♠
高いですが、「もとは取れる」使いやすさです。
- 寝袋マット(スリーピングマット)
早月小屋の地面は固いですし、石も露出しているので寝袋マット(スリーピングマット)は必携です。
こちらの記事↓でも紹介している通り、私のオススメはクローズドセルマット(発泡ウレタン系マット)です。
♠関連リンク♠
ソロで登ることを考えると寝床の設営・撤収は“手間なし”で済ませたいもの
クローズドセルマット形式の寝袋マット(スリーピングマット)はこちら「サーマレストのZライトソル」が最もリーズナブルですね。
どんどん進化してますし
エアマットは私は嫌いです。正直、空気を入れるタイプは何かとめんどくさいです。
体力回復のためにさらに寝心地を追求するならばZライトの上に、
こちらの「クライメット・イナーシャエックスフレーム」を組み合わせるのがオススメ
こちらのアイテムはワンハンドに収まるほど小さくなるし、空気の出し入れに関するストレスがほとんどないので追加しても負担にはなりません。
寝心地は超大事ですからね。
- 食器類
軽量化で見落としがちな食器類
いつもの武器セットだと意外と重量をとります。
ここはで“チタン製の大きめのカップ1つ”で「湯沸かし・カップラーメンを食べる・お茶を飲む」全て済ませるのがオススメです。
定番なのがご存知スノーピークのこちらのチタンマグ
450mlが絶妙な大きさですね。リフィルのラーメンも作れます。
蓋は余分かもしれませんが、ちょっとキレイに保てるかも。
ダブルマグ用でもチタンシングルマグにも使えます。
カトラリーはチタン製軽量フォーク一択
こちらのカトラリーで十分でしょう。
早月尾根・小屋は水場がありません。
汚れものは拭き取るしかないのでそれ相応の食料を準備しましょう。
- 財布
普段の財布をそのまま持っていくのは無理ゲー。重すぎます。
小屋でビールを買うために小銭と札少々、貴重品カード類を入れるならパーゴワークスのこちら↓
まあ、100均のカードケースでもいいんですけどね。
私は自転車通勤リュックにぶら下げて普段使いもしています。
- 靴
早月尾根はまさに“弾丸駆け上がり上がりコース”
ですから「ハイカットの重量ある登山靴」はちょっと不向きです。
小走りできませんからね。
どちらかと言うと「ゲイター+ローカット」の登山靴・トレランシューズが良いと思います。
上に行くにしたがって石が多くなりますからゲイターは必須です。参考記事↓
♠関連リンク♠
浮石も多く、クサリ場等の難所のコースもありますが、基本的にはヒラリとかわして進む方がスムーズ。
どちらかというとゴツい靴よりもグリップ力のあるローカット+ゲイターの方が素早く進めます。
- 水筒
早月尾根のコースで1番注意するのは水
とにかくこのコースは“水の補給ができるかどうか”はわかりません。
と言うのは早月小屋では水は売っているのですが
雨水を溜めたものを売っている程度です。
シーズン中に空梅雨だったりすればあまり水が確保できないのです。
s電話で要確認との事ですが、このご時世で小屋の経営も不安定だったりするので
いずれにしても自分の水はしっかりと持っていくことが必要です。
正直、荷物の重量はここに集約されるかもしれません。
水の無駄使いには要注意
暑い樹林帯で水の水をがぶ飲みしないようにしましょう。
口の中が乾かないように「アメ玉」は多めにもっていくことをオススメします。
水筒はやっぱり「プラティパス」
実はこちらの「エバニュー」もフタが紐付きで便利です(友人使用を見て)。
機能は同等で安いんですよね。
少なくとも2リットルのタイプに水を入れてをザックの中に確保しておきましょう。
500ml~1リットルはボトルで手元に届くようにホールドしておくことをオススメします。
天候によってはかなり汗をかくことになります。
ファストパッキングは確かにスピードアップに大きく寄与します。
が、うっかり水不足で参事にならないように注意しましょう。
まとめ
いかがでしたか?
今回は
「バイクツーリング+登山:名峰“剱岳”に挑む!アドベンチャー感満載の旅へ」
についてご紹介しました。
“バイクツーリング+登山”を考えているライダー兼ハイカーへ
- 知名度ある“剱岳”の制覇を目指せば、満足度高し
- 山中泊を含め2泊3日の強行策も可能
- 人気のない登山道「早月尾根ルート」を選ぶのがポイント
- ツーリングルートを日本海側に設定し「馬場島荘」を目指す
- 登山用具は軽量性と運動性を重視
- 早月尾根では水の無駄使いに注意する
せっかくロングツーリングに行くなら剱岳登山の他にもいろいろと立ち寄りたいものです。
剱岳下山後、私は時間の都合で往復ルートで帰ることにしましたが、夏の日本海側はハワイのように美しいので日本海側を進み飛騨高山、上高地経由で中央道に戻ることもできます。
うーん、なかなか素晴らしい。
海も楽しめそうですが、夏の海、ソロだとちょっとわびしいですね。
やっぱりソロの方が敢行しやすい登山というチョイスはバイクツーリングのよいプラスアルファ・アクティビティーになりそうです。