こんにちはおじさん少年です。
この記事では
「登山テントに【軽量ペグ】:地味な存在だからこそこだわりたい!」
についてお伝えします。
登山道具の“軽さ”を求めているけど“ペグが盲点になっている”ことってあるんじゃないでしょうか?
ペグってテントにおまけでついてくるので、それを使っている人も多いかと思います。
もちろんそれはそれで十分使用には耐えるのですが、実はこのペグ、別売の高級・軽量ペグにバージョンアップすることでそこそこの軽量化につながります。おまけでついてくるペグは機能的には申し分ないのですが、適当に頑丈な分結構重いのです。
何か味気ないデザインもいけてないこと多いですよね。どうせなら武具のようなかっこよさがほしい、、、
「ソロでテント泊に行くからちょっとでも荷物を軽くしたいなー」とか「おまけのペグって何かダサい」と感じている人、これを別売のペグに取り替えることで思わぬ軽量化を図ることができますし、こだわり道具のラインナップを増やせること請け合いですよ。
地味な存在だけどこだわりたい「ペグ」についてちょっと気にしてみると面白いかもです。
1.ペグはオマケのでいいや、、、:紛失しがちな存在ペグ
「ペグって付属の物でもいいや」って考えがちですよね?何しろペグはよく“なくす”
登山テントの付属品の中で紛失率ナンバーワンかもしれません。
ですから「付属のものでいいや」って妥協してしまうこともしばしばです。
でも、ちょっと待ってください。
ペグは少なくとも8本はもっていくことになりますから、1本1本は軽いものでも集まればそこそこ金属の塊になります。軽量化のことを考えるならペグの存在は無視できませんねえ。
良いペグに換えると持っているだけで気分いいですし、大切に扱うもの。紛失防止にも一役買うことでしょう。
2.こいつは○○製だ、、、:ペグにもこだわりを
もしかしたらペグは地味な存在ゆえ「付属のペグしか知らないし、、、」という人もいるかもしれません。
実はペグには、
「高品質のペグ」というのが別売りで数多く存在します。
別売りペグは素材の金属や形が凝ったものになっています。
「形なんて、、、ただの棒でしょ?」
と思うかもしれませんが、違いが“まあまあある”ので知っておくのも損にはなりませんよ。
ペグの素材とは?
ペグの材料は主に金属でプラスチックのものもあります(プラは登山では使わないですね)。
カテゴライズしてみましょう。
スチール製(鉄)
安売りや付属のペグに使われることが多い素材です。安いけど強度は申し分ないのです、が、いかんせん重い。鉄ですから。
出典:amazon
ファミキャンなど重さがネックにならないテントならばむしろ丈夫なので理想的なのですけどね。
登山テントの付属のペグがスチール製だったら交換希望は大ですね。取り替えましょう。
ちなみにスチールはジオン軍の旧型モビルスーツ(ザクやドム)の装甲材らしいので個人的にちょっと旧タイプ感が感じられます(何じゃそりゃ)。重いけどクラッシックな質感が好みの人向けです。
出典:amazon
アルミ製
最もスタンダードな素材でしょう。付属のペグもアルミ製のものが多くなっているはず。
ジュラルミンとはアルミ合金の中でも剛性の高いもので、アルミの一種です。
モビルスーツではなくて実在の航空機の素材にも使われるので軽さと剛性はピカイチのバランスで値段もリーズナブル。
商品数も多いのでアルミ製のものにするならば後述の「ペグの形状」に凝ってみてはいかがでしょう。
チタン製
高級素材と言えばこのチタンでしょう。「ペグにチタンを使うなんて、、、」一昔前では考えられませんでしたが、アマゾン見ても結構ラインナップが充実してきましたね。
チタンは超軽量で丈夫なんですけど、ペグとなると重さはアルミとそんなに差が出ない、、、
なぜチタンなのか?
個人的にはその“質感と色”で選びたい。つや消しのマットな色合いとグラファイトカラーはキレイです。
私、金属が結構好きなものでこの肌触りや質感でかなり所有欲を満たされます。
チタン製のペグを持っていれば「君も使っているのか?」と一目置いてくれるキトクな人とお友達になれそうです。
ガンダムマークⅡはチタン使ってます。
出典:amazon
マグネシウム製
「チタンでは人と差が付かねえ」と考える人向けなのか、軽くてオシャレな金属ですが「柔らかそう」な感じがします。
逆に柔らかさがいいのでしょうか、登山テントの老舗ダンロップから発売されていました。
出典:amazon
鋳造ペグ
スノーピークのソリッドステークのような大型テントに使うヘビー級の鉄製ペグです。登山テントには不向きですが、無骨な感じがかっこいいですね。
出典:amazon
こういったペグもなかなか好きです。車で行くキャンプなどで活躍してくれそうですね。
こう考えてみるとペグと言っても、多岐に渡っているのがわかります。
3.ピン・V・Y・Xタイプ:ペグの形状は意味がある
ペグの形状はピン・V・Y・Xのように何種類か存在します。
ピンは針状のもの。V・Y・Xは断面がこれらの文字状になったモノです。
簡単に言うと
- 地面への“食いつきやすさ”は、ピン<V<Y<Xです。
- 反面、“刺しやすさ・引っこ抜きやすさ”は、逆になります。
- また、“土がくっついても手入れしやすさ”は、ピンが上位でしょう。
せっかく別売りでペグをゲットするなら「ミックス持ち」をおすすめします。
軽さを求めて全部ピンで揃えるのもアリですが、フライを抑えるペグはVやYにし、その他はピンで済ませるなど、8本持つなら数種類のミックス持ちもよいと思います。
私はピンとYの半分持ちです。「ここはこのペグで、、、」などと一人で勝手に楽しんでいます。
4.どんなものが売ってるの?、、、:おすすめペグのご紹介
チタン製「バーゴ」のペグ
まず真っ先にオススメのブランドがチタン製のバーゴ(VARGO)のペグです。
- ピンタイプ
出典:amazon
- V字タイプ
出典:amazon
やはりチタンというだけで高級感が増しますよね。
お値段もそこそこします。長い目で大事に使うことを考えれば無駄ではないはずです。
バーゴはチタン製品を数多く作っており、チタン使いでは右に出るものはいないブランド。信頼できます。
「もっているだけでハッピー」という所有欲も満たしてくれます。「おれにペグを打たせろー」と叫びたくなるでしょう。
ピンタイプ6本で7×6=42グラム、Vタイプ2本で12×2=24グラム、計64グラム
激軽量使用ですね。トータル約5000円ですが、、、
アルミ製「アライテント」のペグ
バーゴの高級チタンペグにはちょっと手が出ない人におすすめなのがアライテント純正のペグ。
こちらの形です。
- スティックタイプ(アライテントでは“ピン”ではなくて“スティック”です)
出典:amazon
- クロスタイプ(Xタイプに相当)
出典:amazon
素材はアルミ(ジュラルミン)製。細くて軽いので場所も取りませんし、結構この形かっこいいですよね。
スティックタイプの細いカンザシのようなペグは刺しやすいですし、ARAI TENTのロゴがイカします。こんなにホッソリしてても十分役割を果たしてくれます。
まず手始めにペグをバージョンアップするにはもってこいのアイテムでしょう。
スティックタイプ6本で10×6=60グラム、クロスタイプ2本で12×2=24グラム、計84グラム
付属のペグと比べると軽さを実感できるはず。1本200円くらいなので1600円くらいでそろう予定です。
まとめ
いかがでしたか?
今回は
「登山テントに【軽量ペグ】:地味な存在だからこそこだわりたい!」
についてご紹介しました。
ペグはどうしても付属品を使って過ごしてしまいがちですが登山テントの構成要素としては必需品です。ちょっとこだわってみると登山テントのポテンシャルを引き上げてくれる重要アイテムであることを実感できます。
ペグはオール金属品なので他にはない魅力がありますね。“金属の削り出し”と言う響き、まるでナイフのように金属独特の生の美しさがあるのでは、、、ちょっと大げさかもしれませんがそんな魅力に浸って改めてペグを見てみると道具としての価値が増してくるのではないかと思います。