今回は
「乗船したら即就寝モードに切り替えるべし!東海汽船で安眠する方法」
についてお伝えします。
御蔵島で「ドルフィンスイム をやろう」と考えている人の大多数が「東海汽船の2等客室」に乗船するかと思います。
出典:東海汽船ホームページ
安いですからね。
そして着いた“初日からドルフィンスイムを開始の予定”じゃないかと、、、
ただこのスケジュールで懸念される”困りごと”として「船での睡眠不足」があります。
ドルフィンスイムは自然の海に飛び込む激しいマリンスポーツですから、“寝てないボーッとした状態”でドルフィンスイムに臨むと楽しむどころか危険な状況にもなりかねません。
そうならないためにも「東海汽船でしっかり寝ておく」ことは必須事項です。
といっても慣れない船の中だとソワソワしてなかなか寝付けないですよね?仲間がいたら楽しくなってしまうし、、、
ですから「最初から寝てやるぞ」という“心構え”と“準備”が必要なんです。
ちょっと工夫して備えておけば、“グテグテの状態でドルフィンスイム開始”なんていうブルーな状況は回避することができますよ。
1.「落ち着かん、眠れん、、、」:初めてのドルフィンスイムの前で眠れなかった
私事なんですけど
最初に御蔵島に行ったのは数十年前の三月でした。
当時は橘丸ではなくサルビア丸、何もわからなかった私はサルビア丸特有のシート席(今はない)を予約してしまったのです。
荒れる春の海は、揺れるわ、落ち着かないわ、おまけにシート席では横になれません。
結局、“完全に寝不足”で御蔵島に到着したのでした。
ゲロゲロの状態でスイム開始、海で初めて出会った野生のイルカに超感動したものの
「ドルフィンスイムしんどいわー、、、」
と洗礼を受けたのを覚えています。
橘丸は過ごしやすさが格段にアップしていますが、徹夜明けでドルフィンスイムは正直、無理ゲー。
強引にでも寝ておくべきです。
2.「寝とけばよかった、、、」:船での睡眠不足は島での活動に影響あり
橘丸の竹芝桟橋出発は22:30です。
無事に御蔵島に到着したとして、05:50に到着
準備時間をとって最初のドルフィンスイム開始が大体07:30くらい
もちろんこの回からほとんどの人が「ドルフィンスイムを開始したい」と考えているでしょう。
橘丸でぎっちり寝るのは不可能ですから6時間睡眠くらいが睡眠時間の限界範囲です。
着いてから仮眠をとるのは難しいです。とくに初めての人は
- 説明を受けたり
- 食べたり
- 荷物を整理したり
- スイムの準備したり(ウェットスーツ装着、マスクフィンカメラなどの)
ゆったりと仮眠をとるほどの余裕はないはず。
具合が悪くなってせっかくのスケジュールを“キャンセル”なんてことなったらもったいない。
海の状況も一定ではありませんからドルフィンスイムできるチャンスは逃さないようにしたいものです。
3.「東海汽船でよく寝るためには、、、」:雑魚寝(ザコ寝)のコツ
乗船する前に
- 始めからリラックスウェアで乗船する
タイタニック的なおしゃれは禁物です。かといってパジャマだとかなり勇気ですが、、、
つまり楽ちんスタイルがグッドです。
- 足下は絶対サンダル
島でも使えるようにちょっと高性能なものがよいですね(keenのものなど)。
- 手荷物とドルフィンスイム用重装備(着替え含む)は分けておく
【手荷物】
貴重品(財布・携帯など)と歯ブラシなど最低限の洗顔品と下記“睡眠用アイテム”
【睡眠用アイテムとは】
- 薬(酔い止め!睡眠導入剤など)
- 船内で有料レンタルの毛布 2~3枚ゲット背中を柔らかくしたい人は2枚分下にひく
- 遮音のための耳栓もしくはイヤホン
- アイマスク(まぶしさが気になる人、船は消灯します)
乗船したら
乗船したら荷物置き場に重装備を置きに行きましょう。置いた場所を忘れないこと。
それから自分の陣地を確認です。
余談ですが昔の東海汽船は“区画フリー”だったので場所取り問題がありました。
GWなど混雑時はたちの悪い人たちが陣取って大変だったのです。
今のように区画が決められているのはサイコー。
【自分の陣地を整える】
乗船してすぐに毛布の貸し出しがはじまります。1枚100円です。2~3枚ゲットしましょう。
毛布をゲットしたら毛布を半分に折って“ひき布団”とします。
枕はシーツ付きでは常備されています
貴重品は頭の方にまとめておきましょう。
貴重品類を持ち歩くには”サコッシュ”が便利です。
財布とケータイはセットですからね、サコッシュのようなまとめる袋があった方が良いでしょう。
東京湾にいるうち(出港から2時間くらい)は船は揺れない
船が東京湾にいるうちは揺れはほとんどないです。
これが当たり前だと思ってしまうと大変なことに、、、
船内を歩き回るのも楽しいですが
東京湾にいるうちに酔い止めを飲んで就寝してしまった方が絶対によいです。
外洋にでると海峡が悪い場合は立っていられないほど揺れたりします。
船の電灯が消えますから、その前に早めの就寝を心がけましょう。
とりあえずイヤホンや耳栓で雑音をシャットアウト
ソワソワして「眠れん!」となったらドリエルみたいな睡眠導入剤を飲んでしまうのも手です。
4.「いかん!寝過ごした!、、、」:逆に起きれないとこうなる
目覚ましは忘れずにかましょう。
これまで眠れないこと前提でお話ししてきましたが、「慣れると逆に起きれなくなる」という事態もあります。私だけかもしれませんが、、、
御蔵島に着く前に三宅島に船は着岸します。そのあと御蔵島までは20分くらいです。
この間に寝てしまってはダメです。二度寝ダメ・ゼッタイ(過去のおぞましい記憶から)
乗船記録には下船する人数が把握されているので下船しないと“放送”がかかります。
「呼ばれてるのオレたちじゃね!?」
大慌てで飛び出すことに
御蔵島では船の着岸は大仕事です。
“就航率の悪さ”からわかる通り桟橋が入江になっていないので波をもろに受けるのです。
下船にもたつくのは厳禁
はっきり言って“ゲキ迷惑”
着岸と同時に下船できるようにしましょう。
寝過ごしましたなんて笑い話にもならないっす、マジで
目覚ましはスマホのマナーモード(バイブ音)がよいでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
今回は
「乗船したら即就寝モードに切り替えるべし!東海汽船で安眠する方法」をテーマにお伝えしました。
” 東海汽船で安眠する”ことは
- 御蔵島でコンディションよくドルフィンスイムを始めるために必須
- 島着岸後の仮眠時間がほとんどとれないので必要
- 雑魚寝の準備(服装・睡眠用アイテム)をしておけば十分可能
- 東京湾にいるうちに実行した方がよい
私もドルフィンスイムを始めた頃は(生活リズムが不摂生だったこともあって)「寝れなきゃいいや」と開き直っていましたが、ドルフィンスイム初回にコンデションが悪いと「もったいなかった、寝とけばなー」と後悔するはめになります。
ドルフィンスイムは寝不足でできるほど軽いものではありませんから「船では寝るぞ!」と割り切って専念した方がよいスタートを切れるはず。
グッドコンディションでイルカたちと泳ぎにいきましょう。