・パタゴニア旅行記

パタゴニア旅行 服装は何が良い?防寒対策はウールインナーから


こんにちは“おじさん少年”です。

前回ではパタゴニア旅行でのトレッキングを想定した靴の選定について書きました。今回からはパタゴニア旅行に持って行く装備の中でも“服装(ウェア)”に焦点を当てていきます。一般的なパタゴニア・トレッキングを想定して話を進めていこうと思います。

⭐パタゴニア旅行記 【その7】

前回は持ち物の話を始めたものの、靴だけのお話で終わってしまいましたので引き続き装備の話です。今回からはトレッキングをメインにしたパタゴニア旅行での「服装:ウェア」について書いていきます。

パタゴニア旅行 服装は重ね着(レイヤリング)が基本

ご存じの通り日本とは比べものにならないほどの国土をもつアルゼンチン。北は赤道近くの熱帯あり、南は南極近くの寒冷あり、同じ時期でも気候は場所によってバラエティに富みすぎています。中でもパタゴニア地方は、

  • 昼(長い)と夜の気温差が激しい
  • 晴れ、雨、風のサイクルが結構頻繁なことがある

などなど、少なくとも安定はしていません。こういった場合の服装は、その都度の状況に対応できる「重ね着(レイヤリング)」が有効です。レイヤーとはのことです。

レイヤリングに関する用語

重ね着(レイヤリング)する服で、一番下になる下着のことを「ベースレイヤー(インナー)」、中間着のことを「ミドルレイヤー」、外側を「アウター」と言ったりします。だいたいイメージできると思いますが、暑ければ脱ぐ、寒ければ重ねて着るという具合です。一日中寒ければ分厚いダウンがメインになりますが、オンシーズンのパタゴニアは温度変化に幅がありますからレイヤリングを考えなければなりません。

一石何鳥もの服装とは

例えば「防水+防風+防寒」の機能を一枚の服にまとめられればかさ張らずに済みますよね。これがニットのセーターなら防寒性は高いものの水や風は防げません。さらに、アウトドアフィールドだけでなくダウンタウンを歩いていてもまあまあ様になる服装で長旅でも使い勝手の良いものが好ましいです。すると、

  • かさ張らない軽量なもの
  • 保温力があり濡れても速乾性があるもの
  • 極力洗わないで済むもの
  • シンプルで街着としても違和感のないもの
  • なるべくかっこいいもの

などの性能が求められるかなと。

⚫逆に山でキメすぎてもねえ

ベースレイヤー(インナー)から考えよう

まず、下着を含めたベースレイヤー(インナー)から考えました。結果、メインとなる素材はズバリ、「メリノウール」となりました

⚫メリノー種の羊毛です

メリノウールは普通のファッション雑誌などでも注目され始めていますが、アウトドアギアの中では定番です。と言いつつも、私は値段の高さから敬遠していました。「下着になるものにうん千円も出せるかよ!」と思っていましたが、値段相応の性能があるのは確かです。

メリノウールのメリット

メリノウール製の下着類は、化学繊維のものと比較すると速乾性や軽量性は劣るものの、長旅で毎日着ていても臭くなりにくい、これは精神的なアドバンテージがデカい。たえず「おれって臭いかも」を思い続けるのは楽しくありません。

⚫特に気になる3カ所がここだ!

薄いのに暖かです。値段がはる分、化繊の“〜テック的なもの”とは違います。パタゴニアでは暑い日よりも寒い日を気にした方がよいでしょう。ですから薄くても暖かいのはとてもありがたい機能です。着た瞬間にじんわり暖かくなります。

肌触りが良いのもメリノウールの大きなメリットです。確かに「チクチクしにくい」です。ただし、木綿と比較するとパーフェクトな肌触りとはいえません。この辺りは“慣れ”が必要なのだと思います、何回かフィールドで使ってみて感触を確かめておくのが良でしょう。

●確かに何もかもメリノウールにしたくなる

メリノウールは、その感触にハマるとつま先から頭の上まですべて装備したくなる病みつきマテリアルだと思います。私はこの旅で揃えたメリノグッズで普段も暮らしています

メリノウールのデメリット

メリットもあればデメリットもあるはず、私の視点でメリノウールでちょっとイマイチなところも書いておきます。

まず、値段でしょう。気軽に何枚も買えるほど安くはないですね。特に、全身メリノウールにするとかなりの金額となってしまいます。一応、お得に購入する方法も実践したので次回をご覧ください。それから、トレラン用のTシャツなど化繊の軽量ものと比較すると重いです。ですが、フィールド以外でもずっと着ていられるメリノウールの方が汎用性で勝るでしょう。

よく雑誌等の紹介で、「メリノは万能(天然のエアコンと言われるほど)で、冬は暖かくて夏は涼しい」とされています。でも、私見ですけど、暑い時にメリノウールが涼しいと感じたことはあまりないですね。やっぱ、そりゃウールですから蒸し暑い中だと余計に暑いと思いますよ。

メリノウールウェア おすすめのブランドは?

メリノウールのブランドは数多くありますが、patagoniaやモンベルはもちろん、専門のブランドなら「Ibex」「smart wool」「 Icebreaker」などがあります。

もっともオススメはやはりIcebreaker:アイスブレーカー」でしょう。理由は、性能がそこそこあって、かっこいいからです。ファッション系の雑誌でも取り上げられるブランドなのでデザイン性はグッドだと思います。

⚫アイスブレーカー、、、

ただし、中国製です。IbexなんかはメイドインUSAなんです。私は両方のブランドのロングTシャツを持っているんですが、使用頻度は圧倒的にアイスブレーカーです。着心地もよくて、様になるから自然とよく着てしまうのだと思います。

日常でも違和感なく使えますから、結果的に損な買い物にはなりませんでした。

次回はなるべく安くゲットするための手段について書きたいと思います。

to be continued


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