こんにちはおじさん少年です。
この記事では、「登山テント泊:テントでの過ごし方(ソロ登山の場合)」について紹介します。
テント泊登山のスケジュールは「明け方から昼過ぎくらい」が活動のピークで、少なくとも夕方にはテントでのんびりしているのがフツーです。
「ヒマな時間」がわりと多くなります。特にソロ(単独)登山の場合は”時間を持て余す”ことも、、、
この事態を知らないと、テントを張った後で「時間がありすぎて困った」「ヒマすぎた」などと後悔してしまう人も少なからずいます。
やはり事前にテントの中での過ごし方も考えて「対策アイテム」をもっておいた方がよいです。
そこで今回はテントの中でも有意義に過ごすためのポイントをご紹介。
登山テント泊での「ぐあー、ヒマすぎ、時間もったいない!」を回避して“ひとりだけでもなんか楽しい登山テント泊”を始めましょう。
1.登山テント泊:テントの中で「時間を持て余す」これが問題だ、、、
ソロ(単独)登山でテント泊、頂上に行ってテント場についてテントを張ってババっと食事をして、
「ん?まだこんな時間かあ、、、何かやることねーかなぁ」と時間を持て余すのも結構つらいもの。
そうなる前に「”テントで過ごす時間が長くなるとき”ってどんな時?」について知っておくとよいですよ。
その1)悪天候による停滞
“土砂降りの雨や風で外に出ては危険!”こういう状況は山の中ではあるあるです。
こんな時は仕方ないですね。テントにこもってひたすら“天候の回復を待つ”これしかない。
はっきり言ってやることがなくて困ります、っていうか「くそ雨がぁ!」と罵りたくなります。
時間を持て余しすぎるのも精神安定上よくないですね。
その2)テント場に早く着きすぎて停滞
ソロで登山をしているとよくあるのですが、思った以上(必要以上に)がんばりコースタイムを大幅に突破してしまい、テント場に早く着きすぎてしまうことがあります。
テントを建てて、食事して、こんな時に限って“やるべきこと”があらかた短時間で済んでしまう。
こうすると意外と時間が余ってしまいます。
その3)山小屋が楽しくない(孤独がきつい)
テント場に早く着きすぎてしまったとしてもオアシスである“山小屋”が楽しければそこで有意義に過ごすことができるのですが、、、
大きな団体が来ていて「居づらい雰囲気」があったり、売店等が既に閉まっていたり、もしくはテント泊の人が阻害されるシステムだったりと、様々な理由で山小屋があまり楽しくない状況もあります。
こうするとテントの中で過ごす時間は余計多くなります。
2.登山テントでの過ごし方:知っていると超有意義!快適に過ごすためのポイントを紹介
上で述べた通りの出来事がなくともテント泊の場合テントの中で過ごす時間は結構長いです。
ですから、「テントでの過ごし方」というのはあらかじめ想定しておかないと現場で困ってしまうことにもなりかねません。
そこで時間を持て余さずに有意義に過ごすためのいくつかのポイントをご紹介します。
その1)くつろぎのスペースをできるだけ確保する
登山には持っていける持ち物は限られていますから、なるべく余計なものは持ちたくありません。
しかしながら「質の良い眠りを取る」それから「テントの中でくつろぐ」というのは“登る”という動作に匹敵するほど重要な動作だったりもします。
テントの中のくつろぎのスペース演出することは意外と見落としがち。
マットなどのクッション素材はぬかりなく準備したいところです。
マットは“かさ張る”ものですから、他の荷物との兼ね合いを考える必要がありますね。
銀マットに関する考察はこちらから
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その2)遮音のためのイヤホンは必須
テントって目隠しするだけですから人の声とかもろに聞こえます。
ソロだと他人の声って雑音ですよね。イヤホンで遮音しましょう。
私のオススメはソニーのウォークマンです。
スマホで代用することももちろん可能なのですが、スマホの電池はなるべく消耗したくないのが本望。
余計な持ち物となってしまいますが、ウォークマンならば音楽専用で電池の持ちも良いですし何しろ使い勝手が良いです。
“状況が許せば”ですが、ソロで歩行中に「イヤホンをつけたまま歩く」のもそんなに悪くは無いですよ。
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ちなみに「音楽」を私は聞きません。飽きるからです。
ときおり人恋しくなるソロのテント泊、おススメは「録音したラジオ番組」です。
その3)こんな時こそ読書がおすすめ
テント泊ですることがなくなってしまうとなぜかはかどるのが”読書”です。
普段本を読む習慣がない人でも読み始めるとどんどんのめり込んでしまう、、、
どうやら自然の中にいて静かな状況になると読書がものすごくはかどるようです。
そしてたいして面白くない内容でもなぜかものすごく集中して読めてしまう、、、
なので読書はおススメです。
といっても本はとても重いものですよね。ですからKindleペーパーホワイト(これは電池の持ちがすこぶるいいです)に何冊か電子データとして入れておくのがグッドです。
反復して読める“バイブル的な本”が1冊あるのもいいかもしれません。
お気に入りの山岳小説やヘンリー・ソローの「森の生活者」、レイチェル・カーソンの「沈黙の春」など古典的名作がいいと思います。
山で読書すれば普段とは違う“知的な雰囲気”をかもしだせることうけあいです。
その4)なぜかメモをしたくなる
テントの中で地図を見ていたり本を読んでいたりすると、突然「何かこのアイデアいいんじゃないの」という瞬間が訪れたりします(自然のなす技)。
そういう時になくてはならないのが“ボールペン”と“ちょっとした紙”。
意外と持っていくのを忘れてしまうのがこのメモ用品です。
「あー。あの時は思いついた良いアイディア残しておけばよかったなぁ」とか記録に残したい“写真では伝わらないこと写真では記録できないこと”ってあると思います。
そんな時にメモ用品は必需品。
書くものがあると思考することが一気に広がりますよ。
3.スマホは万能、だけど電池切れですべてを失わないように
上で述べたような「テントでの過ごし方」はスマホが1台あれば、アプリ次第で全部まかなえるかもしれません。
しかしスマホの紛失・電池切れはかなり死活問題です。有事の絶対的なライフラインですからね。
いざという時にちゃんと動くように温存しておくというのもアリです。
また電波がないと思ったように動かず手間がかかるのも気になるところ。
重量の問題もありますが、ある“特定の作業に特化したガジェット類”を持っていくのも悪くないですよ。
まとめ
いかがでしたか?今回は「登山テント泊:テントでの過ごし方(ソロ登山の場合)」について紹介しました。
テントでの過ごし方は
- ”長時間の停滞を余儀なくされることがある”のを予期しておく
- 有意義に過ごすために”くつろぎのスペース”を確保すべし
- 有意義に過ごすために”ウォークマン、Kindle、メモ用品”などのアイテムが便利
- スマホに一任には注意
初めてのソロでのテント泊で「実は結構ヒマになる」ことを知らないと、正直時間がもったいなかったりします。あらかじめこんな状況があるよとお伝えしたので、登山でのテント泊の際は是非参考にしてください。