御蔵島に行けない間もドルフィンスイムを練習したい
こんにちはおじさん少年です。
秋までのオンシーズンに初めてドルフィンスイムを体験した人もいらっしゃると思います。
野生のイルカとの対面に「ドルフィンスイムもっと上達したい!」そう思った人も多いでしょう。
またリピーターでも御蔵島に行けない間「パワーアップしたい、道具をなじませたい!」そう考えている人もいるでしょう。
そこで今回は、御蔵島に行かなくてもドルフィンスイムを練習する方法についてお話したいと思います。
あ、私も凡人スイマーですからあくまでもそのレベルからのお話です。
練習すると言ってもどんなことを指針としたらいいの?
まず、ドルフィンスイムに必要なスキルは「素潜り・スキンダイビング」のスキルと共通しています。
とりあえず、ドルフィンスイムに不慣れな人は、素潜り・スキンダイビングの基礎を身につけましょう。
基礎的な技術用語として
- 「耳抜き」と呼ばれる圧平衡
- 「ジャックナイフ」による潜行
- 「シュノーケルクリア」
- 「マスククリア」
などがあります。こうした“技”を確実に身につけることでドルフィンスイムはかなり上達します。
スクールで習った方がよいこともある
正直、最初のうちは一人で行うのは難しいと思います。方法も練習場所も教わらないとわからない。
やはり、最初はショップの催行する“スクールに行ってプロからから習う”のが得策でしょう。
水泳と違って普通のプールでは練習できないことも多いですし。
単独でドルフィンスイムを始めた人は一人でスクールに乗り込むのは気が重いかもしれません(私だけ?)。でも、全くの我流となってしまうとスキルアップが遅くなってしまいます。
ジャックナイフなどの動きは YouTube を見ればある程度把握できますが、やはり実地訓練はかかせないです。また、一連の動作はダイビングプールで他者から見てもらわないと修正が難しい。
まず、スキンダイビング・ドルフィンスイムの講習をやっているショップの情報をゲット、そしてスクールに参加ですね。かくいう私もこちらのショップで教えてもらいました。
千葉県浦安市のダイビングショップ「トゥルーノース/TRUE NORTH」
練習内容は?
イルカがいないプールで練習する内容は、大まかにまとめると次の図のようになります。動作についてはレクチャー受けましょう。
こうした動きを「素早く・落ち着いて」繰り返しできるようになることを目指します。
自分のペースで練習したいけど、そんな場所あるのか?
ショップはお客様を集めたいので色々勧誘してきますが、私は2、3回講習を受けた後、「自分のペースで練習してみたいなー」と思うようになりました。
個人的な意見なのですが、ダイビングなどのインストラクターはちょっと EXILE 系の人が多くて、、、馬が合うという人がいないというか自分のペースを重視したかったんですよね。
そんなわけもあって「なんとか自分で練習したい(奥さんも一緒ですが)その場所を見つけよう!」と考えました。
都内でもダイビングショップでダイビングプールを持っているところもあります。しかし、なかなか個人の練習に解放してくれるショップはありません。定期的な利用は難しいでしょう。
東京辰巳国際水泳場には大きなダイビングプールがあるのですが、資格を持っている人が同時にいないと使用できません。フラッと個人で行って使うことはできないのです。ここのプールを使うには講習会(練習会)に参加すしなければなりません。それもめんどい。
求めていた練習場所を都内に見つけた!
「都内(通える範囲)で良いところはないかなー」と思っていたら中野駅から徒歩5分(くらい)にあるこちらのジムでダイビングプールの利用ができると聞きました!
“東京アスレティッククラブ(TAC中野)”です。
自主練がはかどる場所だった
このジムの持つ「アクアビック・エクササイズ用プール 水深5m」は普通のダイビングプールよりも広くて、潜行したまま底面を周回するように泳いだりできます。
ダイビングプールは沈むだけが多いのでこの広さはありがたい。しかもフィンやマスク、シュノーケル、ウェットスーツ着用OK。着たまま入れる大きいサウナもあるので冷えた体を温めることもできます。
まあ、TACと言えばかなり大手のジムだと思うのですが、この中野の場所は特別みたいで、あのジャック・マイヨール、彼が日本に滞在していた時に研究用に作ったプールがあったらしいのです。聞いたところによると水深が15とか20とかあったらしいです。
ちなみにジャック・マイヨールは結構日本に滞在していて千葉県の海によく潜っていたみたいです。
TAC中野のフリー会員になればプールもトレーニングジムも使えます。当時、確か夕方からの会員があって少し安くなったはず。このジムで3点セットを装着して「ジャックナイフの練習」や「息こらえの練習」などをしました。冬の時期は暖かい場所で練習できるので大変重宝しました。
海洋実習もできればやりたい!
さて基本練習はプールで十分できますが、本物の海は波やうねりがあります。
プールのような静水の中ではなく本物の海でないと身につかないことも多いです。
プールでは海水の塩辛さはないですし、水深が5 m と限られているので10 m 近くも潜る必要も出てくるドルフィンスイムではちょっと不足します。
シーズンオフの最中に海洋実習したければ冬の海に入って練習することになります。多少勇気がいりますが、しっかりと装備を整えていれば不可能ではありません。意外と水の中の方が冷えてないこともありますよ。
冬だからと先送りするよりも、シーズンオフに練習しておいた方がオープンが楽しみになります。
海といっても
「海は広いし、どこいきゃいいんだ!」と思いますが、いわゆる「海水浴場やシュノーケリングスポット」こうしたところで比較的水深があるところだったら練習することが十分可能です。
都内からアクセスが良いところとしては
三浦半島:油壺にある「荒井浜海水浴場」、葉山にある「芝崎海岸」などがあります。私はよくこの辺りで潜ります。
最もお勧めの場所は「真鶴半島の琴ヶ浜」です。
ここはビーチエントリーするダイビングスポットにもなっていて、岸から沖に向かってちょっと泳ぐとすぐに水深が深くなるので10メートルを超える潜行もできます。
スキンダイビング・シュノーケルスポットを見つけるのにとても参考になるサイトがこちら
海の中で練習するときの注意事項
もちろん波が高かったりや大きなうねりがある時には海に出てはいけません。できるだけ単独で海に入るのはやめましょう。
自然だけでなく要注意するのが漁業組合の人達です。彼らはウニやサザエと言った海産物の密漁に非常に警戒しています。全く知らないでうっかり取ってしまったということはあるかもしれません。
ウニやサザエなど海産物に手を出してはいけません。吊るし上げられてしまいます。
かくいう私も油壺で素潜りの練習をしていたら船に乗った漁協の人にじっと見られ、言いがかりをつけられるはめになりました。
取っちゃいないのにでドロボー扱いされるのは不本意ですよね。
真昼間から密漁する人はいないと思いますが、、、こうして情報が広まることがねらいみたいです。潜る前に“操業しているボートのあるなし”はよく見てください。名のあるダイビングスポットだとあんまりこういうことは起こらないようです。
SUP(サップ)+素潜り 組み合わせて遊んでみた
ちなみにですが私はSUP(standing up paddle:サップ)と組み合わせて素潜りを楽しんでいます。
岸をスタートし、ドンブラコと漕いで水深のある沖まででます。もちろんすぐに岸に戻れる距離です。サップは“アンカー”をロープで結んで下ろしておけば、沖でも流されずに固定しておくことができます。
水深のあるところまで来てアンカーを下ろしてエントリー、潜ってみる、このような遊び方もできますよ(それでドロボーだと思われたのかもですが、、、)。
まとめ
今回はドルフィンスイムの練習および練習場所(プール・海)についてお話ししました。オフシーズンに練習することでオープンが楽しみになりますね。
まとめると
- ドルフィンスイムに必要なスキルは「素潜り・スキンダイビング」のスキルと共通
- 最初はショップの催行する“スクールに行ってプロからから習う”のが得策
- “東京アスレティッククラブ(TAC中野)”は自主練が可能
- プールで身に付けたことを海洋実習してみるとよい
とにかくドルフィンスイムの練習では「水中でいかにに落ち着いていられるか」を意識するといいと思います。それからマスクをしていてもシュノーケルをくわえていても違和感なくずっと身につけていられるように慣れてください。
海洋練習をする時には天気や潮目を気にして、いつでもすぐ安全な場所に移動できるように気をつけましょう。