こんにちは“おじさん少年”です。
ペリトモレノ氷河トレッキングツアーin ロスグラシアレス国立公園に参加し存分に氷河を楽しんだ後、エルカラファテの街に戻ってきました。知り合った日本人の旅人“ミヤジくん”に夕食に招待してもらいました。
☆パタゴニア旅行記 【その36】
氷河ツアーで知り合ったミヤジくん(若い25歳)に夕食に招待してもらいました。
彼は、違うゲストハウスに泊まっていて同じホステルに他の日本人もいるので一緒に食べようということになりました。
ゲストハウスに向かおうとしたら
カラファテに帰って自分のホステルに戻り、着替えてすぐに彼らのゲストハウスに向かいました。
ホステルでフランス人ライダー“マーティン”が夕食に誘ってくれたのですが、先約があったのでお断りせざるをえませんでした。
いろいろ旅してきて、多くの西洋の方と接してきましたが、彼は差別をしないジェントルマン。やっぱり冒険好きならば人種のたぐいは超えられるのでしょう。
彼のこの先のロングツーリングにグッドスピードをと思いつつミヤジさんのゲストハウスに向かいます。
3人で夕食をつくることにした
ミヤジさんのゲストハウスにいたもう一人の日本人、オガワさん、バナナマンの日村さん風。彼も仲間に加わりました。
えっ!31歳らしいが絶対に私より老けて見えます。でもバナナマンの日村さんよりはかっこよかったです。
が、よく見るとパーツは若い。細胞の違いですな。
チリで駐在の仕事をしていて今年は南米を放浪旅しているそうです。
とりあえず食材を調達するためにスーパーに買い出しに行くことにしました。
ホステルのキッチンあるある?
ユースホステルではキッチンでの自炊が主流、特に物価が高い国や食費にお金をかけられない貧乏旅行では自炊は必須です。
ホステルやゲストハウスのキッチンでたびたび見かけたのですが、外国の人で「皿についた洗剤の泡を流さない人」っていませんか?
共同使用のお皿を洗って収納するのはマナーなんですけど、なぜか泡々の食器を直でフキフキしてしまう人に遭遇したことがあります。
ホームステイした人も「うちのメシは洗剤の味がする」とか言っていたし、私の見間違えではなさそうです。
どうもこの習慣はイギリスに残っているらしく、おそらく水資源の節約からきたものではないかと推測されます。
日本では飲み水として使える水でウンコすら流すのですから水資源の豊富さは世界トップクラスです。違和感あるのは仕方ないですけど水資源が豊富というのは贅沢なことなんですねぇ。
おいしいステーキをたらふく食べる、楽しい雰囲気をぶち壊しにしてしまった
カラファテのLAスーパーでステーキ肉(牛が一番安い)やじゃがいもなどを買い込み、彼らのゲストハウスのキッチンで調理しました。安上がりだし、たくさん食べれます。
早速、ステーキを食べようとしたら、ミヤジくんが日本から持参した焼肉のたれを出してくれました。
このときです、100均のチューブに移し替えされた焼き肉タレはなんか出が悪く、ちょっとイラッとした私は「よせ」と言われたのにグッと握ってしまったのでした。
「ブバッ」と弾け飛ぶ焼き肉タレ
机はもちろん、ミヤジ君の旅先では貴重な服もタレまみれにしてしまいました。
最年長の私が、ガキのごとく後先考えずにとった行動で大迷惑をかけてしまいました。恥ずかしい。
モモーンとなる雰囲気、気まずいことこの上なかったのでよく覚えています。脳が。
「やっちまった、、、」
小学生の時、給食当番でバケツ型の容器に入れられたクラス全員分のスープ、重さに耐えきれず廊下にぶちまけてしまった苦い思い出が重なります。
ミヤジ君は、その場ではよきにはからってくれたものの、この「くそおっさん少年めー」と未だに恨んでいるに違いありません。
本当に申し訳なかったです。旅先で臭いのある液体というのは、焼き肉のタレに限らず危険をはらんでいます。取り扱い要注意(自戒)。
アルゼンチンに行くんなら焼き肉のタレを持参すべし
自分たちで焼いたステーキは、その辺のレストランと全く変わらないです。というかそれ以上。
つまり、レストランもかなり高級じゃないとあまり美味しくないですね。あと日本のタレがうますぎるのです。
アルゼンチンでは牛肉は主食で豊富ですが、味付けは微妙。薄い塩こしょう味ばかりです。
肉はちゃんとしているのでうまい日本の焼き肉のタレさえあれば海外でもリッチなステーキが楽しめます。
アサードは高いので何回も食べれませんしね。タレ持参をオススメします。
明日からチリに出発
ミヤジ君に別れを告げてオガワさんと帰ります。
この頃になると、オガワさんはかなり饒舌になっていました。ビールのせいか?
話を聞くと確かに31歳ぐらいな感じ、外国での生活を楽しんでいる様子でした。
独身南米駐在も悪くない経験ですよね。うらやましい。
オガワさんと別れ再度スーパーにいったのですが、すでにクローズド、閉まる早さは日本の田舎と同じです。
ホステルに帰るとフランス人は既に帰ってきていていました。
私には珍しく人間との接点が多くあったアルゼンチン・パタゴニア。明日からチリ・パタゴニア入りします。気が休まらねーぜ。