⭐️パタゴニアその28
フィッツロイ展望地までのルート、ピエドラス・フランカス氷河展望地までのルートを無事に踏破し、ポインセノットキャンプ場へ戻ってきました。
~しばらく離れていたら~
ちょっと前まで静かだったポインセノットキャンプ場は、出発から数時間経過した後、どんどん混み始めたらしく、まさに「祭り場状態」になりつつありました。
わいわいガヤガヤとチャラい話し声がこだましています。
あー、せっかくしんみりと自然に浸かろうと思ったのに、こんな毒された世界になってしまった。
混んだキャンプ場が苦手な私は、「ここは、フェ、フェスじゃねーんだ!」と、怒号をあげておりました。
心の中でですけど。あ、もちろん私はフェスなんていったことありません。
~これだけ人が来ていると言うことは~
それは置いといて、と、ここで私の脳裏にはらりと不安が一つ降ってきます。
これだけ人が来てしまうということは、エルチャルテンの町に相当な人の出入りがあるということ。そうなると、無性に「カラファテ行き帰りのバスの空席の有無」が気になり始めてしまいます。
~バスチケはあるのか!?~
「もしかしたら、カラファテ行きのバスチケが残り1枚になっているかも、、」またも予約恐怖症に頭の中を支配されてしまいました。
まあ、さすがに大丈夫だとは思ったのですが、予定通りカラファテに帰れないと今後のスケジュールが狂います。フィッツロイトレッキングの塩梅がわからなかったとはいえ「なんで往復でとらなかったんじゃ!」という後悔の念が押し寄せます。
~移動することにした~
どうせ、ポインセノットキャンプ場は、もはや自分の居場所などないチャラチャラ帝国になってしまった。よし、こんな世界からは今すぐに逃げだそう。即断で違うキャンプ場に移動することにしました。
まあ、チャルテンの街に早く着いてバスチケの確保をして安心したい、それだけなんですけど。
山の常識では、「遅い時間に移動するのはいかがなものか」なんですが、パタゴニアは夜の九時までは移動可能なほど明るい。そんなに問題ありません。
慌ててパッキング、それにしても荷物が多い。
~次のキャンプ場は~
デ・アゴスティーニキャンプ場へ向かいます。ここは、パタゴニア№2というべき「セロ・トーレ」を臨む場所です。
地図上ではかなりの距離ですが、起伏もないためそこまで大変ではなかったです。
やがてデ・アゴスティーニキャンプ場に到着。こちらは人数少なめでした。穏やかな感じで、落ち着きます。移動して良かった。
~キャンプ生活2日目~
またも水場が謎、近くの大きい川は石灰?が混じって白く濁っています。しかしトレイルの隣に小川があり、水はそこでくむことができました。だんだんとパタゴニアの水場には慣れました。とりあえず、流水なら問題なく飲めます。テントを張り、飯を食い寝ました。
夜中にトイレに起きました。その夜は曇りで星はいまいち出ていませんでした。しかし、ものすごい流れ星を見ることができたんです。
ぶっとい線を描いて流れ落ちる流星、バックにはフィッツロイをはじめとする連峰、思い出深い一瞬でした。
そんなこともあり、次回は「流星群」について書こうと思います。
to be continued