⭐️パタゴニアその27
ポインセノットキャンプ場をベースにして、いよいよフィッツロイ山を間近に拝みに行きます。
フィッツロイまでだと結構時間を余してしまうので、次のようにルートを二つ計画しました。
・ルート1:ロストレス湖 フィッツロイ展望地までのルート
・ルート2:ピエドラス・フランカス氷河展望地までのルート
~フィッツロイ展望地へ~
まずは、ポインセノットキャンプ場からフィッツロイを近くに見るルート1へ。テントに荷物を置いて空身で向かいます。結構な急坂が続くので空身でもキツイ、しかしこの日は天気がすこぶる良くてフィッツロイはバッチリ見えました。
〜セロ・フィッツロイ〜
パタゴニアを象徴する山。巨大な岩塊(がんかい)という山容で、周囲から1000メートル近くぬきんでてそびえ立っている。先住民による旧名は「チャルテン」。初登頂者はフランスの伝説的登山家、ギド・マニョーヌとリオネル・テレイ(知らないっすけど)。パタゴニアの創業者イボン・シュイナードなど名だたるクライマーも名を連ねる。
〜晴れたフィッツロイ〜
あとあと聞いたのですが、フィッツロイをすっきり見ることは一度のチャレンジでは難しいみたいです。すぐに曇ってしまうらしい。そう、今回はめずらしく、ついていました。
私は、昔から「ザ・雨男」の名をほしいままにしていたので、「自分が見えた=いつ見てもこんな感じだろう」と、この時は感謝の念が足りなかったですね。今思うとラッキーでした。
〜フィッツロイ展望地からピエドラス・フランカス氷河展望地へ〜
フィッツロイを見た後、下り坂を急ぎポインセノットキャンプ場まで戻ります。ここからルート2へ向かいます。まあ、晴れてガンガン明るいし、一人でのんびりしていても落ち着かないのでピエドラス・フランカス氷河を見に行きます。
〜人気のないルート〜
ただし、このルート、誰もいない、、、。みんなフィッツロイを見に行ってしまうのでしょう。確かに道はあるのだけど川沿いということもあり、不明瞭な場所もあります。看板もなかったかなぁ。
誰かが作ったケルンを頼りに岩をよじ登ったり、独りスーマリジャンプをキメながら(誰もいなかったので童心に帰って)進みました。
〜スーマリで思い出すちょっとした思い出〜
スーマリで思い出したのですが、私は昔、よかれと思ってブービーバードのロゴでおなじみのチャムスのスウェット素材のオーバーオール(緑色)を好んで着ていました(写真参)。
これを着てキャンプに行った時、どっかのクソガキにすれ違いざまに「ルイージ、ルイージぃ」と連呼されたのです。
周りに緑のオーバーオールはいなかった、、、かわいい系アウトドアスタイルではなく、ヒゲの緑野郎(弟)に見えていたとは、、、苦い思い出がよみがえります。
今さらながら「あのクソガキめー」と怒りがふつふつと沸き上がってきました(^▽^;)。
しかし、どう見てもルイージチックなのは否めない。無念ですが、「少年、君は間違えてなかった」と悟ります、パタゴニアの思い出とともに。
〜本当にここか?〜
結局、誰にも会うことなくピエドラス・フランカス氷河展望地へとたどり着きました。たぶん、これ↓だと思います。(看板はない)
この先しばらく進みましたが、川の激流に阻まれて進めませんでした。
氷河から溶け出した水でできた川は激しく流れ、辺りからは自然の作り出す音しか聞こえてきません。ここに来てようやく「into the wild」を味わうことができました。
一通り満喫した後でポインセノットキャンプ場へ戻ります。
to be continued